イーロン・マスクを育てた傑作SF巨編:『月は無慈悲な夜の女王』
イーロン・マスクが、「自分を育てた本」のひとつとして挙げたのが、ロバート・A・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』(▶️『イーロン・マスクの読んできた本』)。 今から60年近く前に書かれたSF小説で、権威あるヒューゴー…
イーロン・マスクが、「自分を育てた本」のひとつとして挙げたのが、ロバート・A・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』(▶️『イーロン・マスクの読んできた本』)。 今から60年近く前に書かれたSF小説で、権威あるヒューゴー…
『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』は、イーロン・マスクらと共に「ペイパル」を立ち上げた起業家ピーター・ティールが2014年に出した本で、スタートアップ企業のバイブルともなった大ベストセラーです。 これがま…
「天才読書」ということで、イーロン・マスクの読んできた本をご紹介しましたが(⇨こちらです)、その中の一冊がコレ。 歴史家のデュラント夫妻が書いた『歴史の大局を見渡す』。 「歴史から学べるレッスン」ということで13のエッセ…
『市場・知識・自由』は1986年、ミネルヴァ書房により発刊されたF.A.ハイエクの論文選集です。 八つの論文からなりますが、その趣旨を最も明確に示したのが第1章「真の個人主義と偽の個人主義」でしょう。これは1945年、ダ…
フリードリヒ・ハイエクの社会思想の根本部分を知るのに、これ以上ないテキストに出会いました。 『自然・人類・文明』というNHKブックスの書物。1978年に行われた、ハイエクと生物学者今西錦司との対談ですが、その巻末に掲げら…
混迷を極める世界情勢。その根源を理解するには、オルテガの『大衆の反逆』こそが最重要の書物ではないでしょうか。 ホセ・オルテガ・イ・ガセットは、1955年に亡くなったスペインの哲学者。その主著『大衆の反逆』が発表されたのは…
近未来小説といえばディストピア(dystopia)文学ですね。理想郷を意味するユートピアのまさに反意語ということで、「暗黒の未来」を描き、人類に警鐘を鳴らす作品が多く出されています。 その中で、まず第一に上がるのは、ジョ…
ジョージ・オーウェルと言えば、まず「1984年」が有名ですが、実はこの「動物農場(Animal Farm)」こそ、彼に大きな名声をもたらした小説であるというのは、あまり知られていません。 牛や馬、羊や豚、鶏など、日頃人間…
今度は、ロシアものにハマっております。 ゴーゴリの代表作『鼻/外套/査察官』から。例によって、光文社の古典新訳文庫で。「落語調」の翻訳というのがウリだそうです。 ある日突然、主人公の「鼻」がなくなっちゃって、町中を探し回…
すっかりハマってしまったヴォルテール。 今度は、あのホルヘ・ルイス・ボルヘスが編纂した「バベルの図書館」の一冊、『ミクロメガス』です。 「バベルの図書館」は、古今東西の書籍を渉猟しつくしたボルヘスが、30人の作家を選んだ…
「古典の名著をなにがなんでも読破」ということで、我ながらあきれるほど熱心にやっているのですが、ここは新年でもあり、さらに壮大に、ホメロスの『オデュッセイア』であります。 2年前の正月にも、ホメロスの『イリアス』を読んだん…
米中の新冷戦が、本気の様相を呈している今、読むべきはこの本しかないでしょう。 ピーター・ナヴァロの『米中もし戦わば – 戦争の地政学』。 ナヴァロは現トランプ政権・国家通商会議( National …
最近のコメント