大英帝国が最後に世に問うたプログレ・スーパー・バンド、U.K.。彼らが1978年に行った北米ツアーの中から3公演のライブが、今回CD発売されました。
オリジナル・メンバーの4人で敢行されたこの大ツアー。結局、これを最後に、ビル・ブラッフォード(「ブルフォード」とは書きません)とアラン・ホールズワースの二人が抜けちゃうんだから、とても貴重な記録です。
3公演どれもブートレッグは出ており、ボストン公演については以前からオフィシャルリリース(?)もされていたのですが、トロントと最終公演オハイオは、今回初です。
どれも、地元のFM局やラジオ放送用に収録されたもので音質は悪くなく、今回マスタリングにも注意が払われた様子なので、サウンド的にまず問題ありません(中でも、音質的にはやっぱりボストン盤が一番良いかも)。
収録曲は、もちろん彼らのデビュー・アルバムからが中心ですが、メンバーチェンジ後出すことになるセカンド・アルバムの曲、さらに、ビル・ブラッフォードが後にリリースするソロ・アルバムからの曲も披露され、興味深いです。
とにかく、ビルとアランの熱狂的なファンである久我としては、何も考えずに「即購入!」。
それにしても、ビルとアランにとってはこのツアーは辛かっただろうなあ。ただでさえエディ・ジョブソンの圧政に辟易してた上に、毎晩、ほとんどインプロビゼーションもなく、同じ楽曲を演奏させられて。そりゃ辞めちゃうでしょう。
U.K.はその後、テリー・ボジオを入れてトリオ編成で、もう少々活動することになるのでした。
1978年6月26日カナダ、トロント公演
■収録曲:
01. アラスカ
02. タイム・トゥ・キル
03. ザ・サハラ・オブ・スノー(パート1&パート2)
04. キャリング・ノー・クロス
05. ジ・オンリー・シング・シー・ニーズ
06. サーティー・イヤーズ
07. イン・ザ・デッド・オブ・ナイト
08. バイ・ザ・ライト・オブ・デイ
09. プレスト・ヴィヴァーチェ・アンド・リプライ
北米ツアー/31公演の千秋楽となる11月9日
オハイオ州クリーブランド公演:
■収録曲:
01. アラスカ
02. タイム・トゥ・キル
03. ジ・オンリー・シング・シー・ニーズ
04. キャリング・ノー・クロス
05. フォーエヴァー・アンティル・サンデイ
06. サーティー・イヤーズ
07. バイ・ザ・ライト・オブ・デイ
08. プレスト・ヴィヴァーチェ
09. イン・ザ・デッド・オブ・ナイト
10. シーザーズ・パレス・ブルース
■収録曲:
01. アラスカ > タイム・トゥ・キル
02. ジ・オンリー・シング・シー・ニーズ
03. キャリング・ノー・クロス
04. フォーエヴァー・アンティル・サンデイ
05. サーティー・イヤーズ
06. プレスト・ヴィヴァーチェ > イン・ザ・デッド・オブ・ナイト
07. シーザーズ・パレス・ブルース
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