せっかくロンドンに住んでるんだから、これだけはいつかと思っていたジョン・ボーナムのお墓参りがついにできました。
ボンゾのお墓は、彼の故郷ウスターシャー州のラショックという村にあります。
ロンドンから北西に列車とバスを使って5時間ということで、ずいぶん遠そうだなー・・・。なるべく朝早く出発しようっと。
まずは、グレート・ウェスタン・レールウェイの列車に乗車するため、パディントン駅に。
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なかなか立派な駅だ。
車両もイケてるぞ。
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指定席で快調な滑り出し。しばらく走ると、ロンドンとはうって変わって、美しい田園風景が広がります。
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途中乗り換えて到着したのが、「ドロウィッチ・スパ」という駅。えっ、「スパ」って温泉?
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家を出てからだいたい3時間。と、快適だったのはここまで・・・。
乗り継ぎを予定していたバスが、なぜか動いてない!あわててタクシーを見つけようとしても、そんなものはない!ということで、焦りまくって駅のおばさんに助けてもらい、地元の「個人タクシー」を紹介してもらいました。その間、小一時間・・・。駅前はこんな感じでした。
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ポーランド生まれのマロさんに運転してもらうと、そこからはますますど田舎へ。
こんな感じ。
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馬も・・・。
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ようやく、ラショック村に通じる交差点に来たぞ。
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ふんふん、素敵な村かも。でも、人の姿がありません。ただの一人も・・。
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おっ、あれが?
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そう、ここがボンゾの眠るお墓のある、聖ミカエル教会です!
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そして、ボンゾのお墓はすぐに見つかりました!
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これがその!
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ななめから。
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裏側から。
ここを訪れた多くのファンが残していったシンバルとかスティックとか、ボンゾへのたくさんの捧げ物が。
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カーキチのボンゾにこんなミニカーも
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あらためて正面に回り、墓石の文言をしっかり読みます。「愛する夫であり父であったジョン・ヘンリー・ボーナムの大切な想い出とともに。1980年9月25日、享年32歳。彼の思い出はいつまでも私たちの心に。愛する人よ安らかに眠れ。神よ。」
久我も黙祷を捧げました。「ドラム神ボンゾよ、安らかに眠れ、・・・」
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でも、ちょっと思ったんですけれど、この様子を見ると、最近は訪れる人も少なくなったんだなーって。墓石は結構荒れてますし、お供えも古いまま。亡くなった直後のお墓のこんな写真と比較すると、やはり時の経過を思わずにはいられません。ちょっと残念・・・。
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それにしても、誰もおらんなー。
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ということで、ゆっくりお別れをしてから、ボンゾのお墓を後にしました。
しかし、実はここからが大変なのでした。。。
つい、マロさんのタクシーを返してしまったのが運の尽き。ここから帰る手立てがありません。なにしろ誰もいないので、ヘルプを頼みようもない・・・。
しかたないので、トボトボ歩き始めます。
これがもう大変なことに・・・。歩けども歩けども駅は遠く、しまいには雨も降りはじめて。つらい、苦しい、心細い・・・。
ま、こんな道をひたすら・・・。
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2時間以上さまよい、ようやくどこかの駅にたどりつき、やがてやって来た列車に乗り込みました。
しかしもはや、その日のうちにロンドンまで帰る気力も体力も残っておらず、最寄りのバーミンガムに宿泊することに。
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ところが、このバーミンガムがまた大変で、本稿の趣旨とはずれるので書きませんが・・・。
翌日、なんとかロンドンまで帰りつきました。ほんまに疲れた、ふー・・・。
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ということで、我が敬愛するジョン・ボーナムのお墓参りは、たくさんの困難に遭遇しながらもなんとか成し遂げることができました。久我にとって、決して忘れることのできない想い出となったのであります。
(ボンゾのお墓の情報はこちらです:)
それでは、ありし日のボンゾを偲んでご覧下さい。曲はもちろん『モビー・ディック』!
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