ブランド X:激レア(だと信じ込んでいたものを)ゲット致しました!

Brand-X-Is-There-Anything-596420イギリスの生んだプログレ/フュージョンの雄『ブランド X(Brand X)』。

ジェネシスのフィル・コリンズが「趣味の延長線上で(?)」始めたグループということもあって、知る人ぞ知る存在でありました。

久我としては、当然にすべてのアルバムを所有していなければならないのですが、これが一枚だけどうしても手に入らなかったんです・・・。

1982年に発表された「Is There Anything About?」というの。

ブランド Xのスタジオ・アルバムとしては6枚目。フィル・コリンズが在籍していた最後の作品。発売当時の日本語タイトルが『だ・れ・だ?』という超オトボケ脱力系だったという一品です。

このCDが、なぜか激レア・アイテムということで、いくら探しても入手出来ない状態が長らく続いていました。

とにかく久我としては、ここまでレアとなると「どうしても手に入れなければならない」と猛然とファイト!。日本はおろか、ほとんど世界中にアンテナを張って探し続けたものでした。

 

それがついに、ある日突然Amazonの米国サイトで発見!

 

しかも値段は、送料入れても2000円ちょっとっていうことで狂喜乱舞!あわてて注文したのでした!

で、届いてみれば何のことはない。今年の4月に出たばかりの、ただの『復刻盤』じゃないですか・・・。

ふー、わたしの今までの苦闘はなんだったんだろう??????

まあ、とにかく聞けることが大事なんですから、いいんです!

レーベルはイギリスの「Gonzo」というところ。リミックスと書いてあるのでそうなのかもしれませんが、はっきりしません。少なくともリマスターは施されているよう。

で、聞いてみれば、これが噂のとおり、1979年のアルバム『プロダクト』作成時のアウトテイク集に近いもので、なんとも中身の薄い演奏です・・・。収録時間も30分ちょっとしかないし・・・。さらに噂では、キーボードのロビン・ラムリーが、他のメンバーの了解も得ないまま勝手にこねくり回しリリースしちゃったということのようで、とにかく、ブランド Xのアルバムとしては明らかに低レベルなのはまちがいないです。

苦労して入手してもまあこんなもんです。というか、これほど評判が悪かったので、メーカーも長いあいだ放っておいたってことなんでしょうね・・・。

 

いいんです!それでも、ファンなら持っていなければならないんです!!

 

ということで、お口直しに、ブランド Xの名盤と言えば、やっぱり1976年のデビュー・アルバム『異常行為/Unorthodox Behaviour』。冒頭を飾る『Nuclear Burn』をお聞きください。

フィル・コリンズの人間離れしたあまりにもシャープなドラミングに唖然とし、「彼こそプログレ/フュージョン界のドラム王」と確信した一曲でした(繰り返しますが、ボーカリストとしては大嫌いですけれど・・・):

そういう意味では、ブランド X の全盛期を垣間みることのできるライブ・アルバム『ライブ・アット・ザ・ロキシー LA』が昨年発売されたので、むしろそちらの方が一般にはおすすめですね:

⇒ ブランド Xの『ライブ・アット・ザ・ロキシー LA』はAmazonでお求めいただけます:

 

 

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