クインシー・ジョーンズの誕生日を祝して

Quincy_Jones_2007偉大なるプロデューサーであり音楽家であるクインシー・ジョーンズは3月14日、81歳の誕生日を迎えました。

クインシーに敬意を表して、ハッピー・バースデイ!

マイケル・ジャクソンの『スリラー』という人類史上最も売れたアルバムのプロデューサー、クインシー・ジョーンズ。その偉大さに付け加えることは何もないのですが、わたくし久我が特に尊敬するのは、その「決してぶれることのない一貫したスタイル」であります。

クインシー・ジョーンズの創り上げるサウンドの特徴をひとことで言えば「ビッグでゴージャス」。原点は自ら率いたビッグ・ジャズ・バンドにあります。

例えばマイケル・ジャクソンの「ビート・イット」だって、クインシーの手に掛かれば決して単純なロック・ナンバーにはなりません。過剰なほど多くのミュージシャンにより、きめ細かく積み上げられたサウンドであるからこそ、あれだけ万人の心を打つ作品にまで仕上がったんです。

さて、クインシーの音のマジックを堪能するにはこの曲です。1976年のソロ・アルバム「「アイ・ハード・ザット」より「シングス・クッド・ビー・ワース・フォー・ミー」。

デイブ・グルーシン、ルイス・ジョンソン、ハーヴェイ・メイソンら「クインシー・ファミリー」で脇を固め、永年の相棒であるエンジニア ブルース・スゥエディエンに委ねれば、そこは「ビッグでゴージャス」なクインシー・ジョーンズの世界。現在に至るまで、彼の本質は変わることなく脈々と続いているんです。

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