エディ・ジョブソン待望の復活作 UKZ「Radiation」

eddiejobson_inrussiaエディ・ジョブソンの新作が聴けるとは、思ってもいませんでした。

その名も、「UKZ」!。あの「U.K.」と、あまりにもつながってるのが悲しいような気もしますが、エディにとっては、UKが一つのキャリア的ピークだったんですね。

サウンドはかなり予想を裏切るもので、やたら歪んだヘヴィーなリフがビンビン。とても「メタル」な感じになってます。最近のキング・クリムゾンというか、コーンなどとも近いヘヴィー・メタルな世界です。

ベースがトレイ・ガンなので、そりゃクリムゾン的なんですが、ドラムのMarco Minnemannという人も、どこか「ビル・ブラッフォード」的。ギターもどことなくアラン・ホールズワース的という、ちょっと懐かしい感じもあるんです。

で、エディ・ジョブソンですが、はっきり言って、キーボードもバイオリンもぜんぜん目立ちません。ポリフォニック・シンセで荘厳なコードを奏でていたスタイルからほど遠く、メタルの固まりの中に埋め込まれた状態。今回は、全体のプロデュースから、彼の考える「今」というのを表現したんでしょうか。85年の傑作ソロアルバム「テーマ・オブ・シークレッツ」の、どこまでも透明な音創りとも違っており、ちょっと残念・・・。

カーヴド・エアロキシー・ミュージックフランク・ザッパジェスロ・タルなど、華麗なプログレ系キャリアを積んで来たエディ・ジョブソン。ただ、同僚のジョン・ウェットンが、Asiaで大成功といったのと比べると、どうも世渡り下手です。ムチャクチャ我が強く、イエスへの加入のチャンスも棒にふっちゃったとか。でも、その「気位の高さ」みたいなものが、彼の魅力一つにもなっているんです。

本作も、必要以上に生真面目だし、なかなか商業的には厳しいのかな。また、コレっきりかな。どこかで、大きな花を咲かせてあげたいんだけどな・・・。

彼の代表作を下に選んでみました。やはり「憂国の」U.K.、しかも>テリー・ボジオ入魂のドラムと、エディ・ジョブソンの流麗なプレイが一体となった「ナイト・アフター・ナイト」で決まり!エディ・ジョブソンじきじきのリマスターも発売!

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