成毛眞先生の本は全部読みます。
でも、そろそろ「全部」読むこともないかな・・・?
そんな気持ちにさせられる今日このごろ。
特に、この本が悪いってわけじゃないんです。
少子高齢化でますます暗くなりそうな日本で、いつまでも会社にしがみついているようじゃ、生きていけなくなる。発想を変えれば、ユニークな生き方がたくさんある。地方もいいし、外国もいい。趣味を極めるのもいい。ということで、なるほど・・・。
ただ、先生は、やはりこのところ「粗製乱造」が過ぎます。
そして、もっと気になるのは、成毛先生のかつての切れ味が消えかかっていること。常識にこだわらない、自由な発想が魅力だったのに、どうも、最近は切れ味が今ひとつ・・・(Amazonの本だって、ベストセラーだけど、べつに成毛先生でなけりゃ書けないってところはないですよね?)。
そして、一番気になるのが、成毛先生ご本人自身が、書くこと自体に興味を失ってきたようだということ。
例えば、最近のFacebook(9月15日)では次のように書いておられます:
「じつはこのところかなり行き詰まっていたのだ。いろいろ飽きてきたのだ。食い扶持のために20年間働いていたITビジネスはとうの昔に飽きた。中高時代に憧れていた文筆・出版関係もそろそろ20年。まじに飽きた。残っているのは小学校のときに褒められた絵かもしれぬ。」
ですって。
もちろん、成毛先生の行き方をとやかくいうことはないんですが、エネルギーの低下した人の本を買うのもどうかってことですよねー。
いずれにしても先生、ちょっと出版のペースを落とされてはいかがでしょうか?
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