「ブリティッシュ・ロックの名所めぐり」。今度はバタシー発電所に行ってきました!
ピンク・フロイドのあれ、豚が空を飛んでるの。1977年のアルバム『アニマルズ』。
ロンドンのテムズ川沿いに実在する「バタシー発電所」の上空に、長さ12メートルの巨大な豚の風船を本当に飛ばして撮影したっていうんだから、すごいなー。
その発電所が、我が家から車で20分ぐらいのところにあるっていうんだから、こりゃ行くしかないでしょう!
で、その現在のお姿がこちらです。
発電所としての稼働は1983年に停止したんですけれど、今は改修工事中なんですね。
しかし、なにしろでかい!
あの4本の巨大な煙突もしっかり突っ立てるぞ!
同発電所は、その特異なデザインと圧倒的な存在感で、ピンク・フロイドをはじめポップ・アイコンとして何度も取り上げられ、多くの人々に愛されて続けてきました。
なんとかそれを生かせないかということで、これまで色々な計画が浮かんでは消えてきたようなんですけれど、現在はマレーシアの投資家によって、大規模な再開発計画が進んでるんですって。バタシー発電所はその再開発の中核施設として、お化粧直しをして登場することになっているんです。
再開発計画の模型はこれです。
隣接して、高級マンションやショッピング施設もオープンしはじめ、なかなか素敵です。
ということで、ピンク・フロイドの『アニマルズ』から『ドッグ』を聴きながら、その再開発の完成を祈ることにしましょうか:
同アルバムは『炎』と『ザ・ウォール』の間にリリースされ、ピンク・フロイドの作品の中では、やや存在感の薄い印象があります。作詞作曲はほとんど全部ロジャー・ウォーターズが手がけ、いよいよ強烈なそのメッセージ性を含め、ロジャーの独裁体制がますます強まっていった時期ではあるんですね。うむ、またちゃんと聴き直してみよう・・・。
それでは、またここロンドンより、ご報告いたします!
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