レッド・ツェッペリンの『永遠の詩(リマスター)』まあ、買ったんだけど・・・

レッド・ツェッペリンの『永遠の詩(The Song Remains the Same)』。

またもリマスターが出るっていうんで、思わず「なんで?」。だって2007年のリマスターで充分じゃない?

そもそも、それほど思い入れないもんな、このマジソン・スクエア・ガーデンのライブ。同名映画のサントラで、ツェッペリンのパフォーマンスも、決して「ベスト」ってほどじゃないし(そういう意味じゃ、2003年リリースの『伝説のライブ(How the West Was Won)』の方がマッチ・ベター)。

ということで、ぜんぜん乗り気になれませんでした・・・。

それでも、「レッド・ツェッペリンは全部買う」ってことで、何も考えずにやってきたので、やっぱり購入・・・(但し、CD2枚組の基本セットのみ。スーパー・デラックス盤とか、もうそういうのはぜんぜん不要。割高な日本版も避けたので、時間かかっちゃっいました・・・)

ふむふむ、2007年のリマスターは、ケヴィン・シャーレイがエンジニアリングで、ボブ・ラドウィッグがマスタリングを担当したんだっけな。

それで今回のマスタリングはジョン・デイヴィス。もちろんジミー・ペイジの監修。これは、今年出た『伝説のライブ』のリマスターと同じです。

で、聴き比べてみると、これはかなり違いますね。

2007年盤は、やっぱりドンシャリがかなりきつめで、音圧も、目一杯詰め込んだ印象。迫力はあります。

それに対し、今回のは、最近のリマスターの傾向を踏襲し、無理に音圧を追求せず、イコライザーなどによる音質補正も、控えめです。その結果、ボンゾのシンバルなど、金物系のキラキラ感は抑えられ、ハデさが減少。ただ、そのおかげで、ジョーンジーのベースをはじめ、各楽器の音像がよりクリアに聞こえる感じ。

まあ、これはこれで正しいんだな。

でも、どっちが好きかって言われると、ケヴィン・シャーレイの方が、なんかガッツが感じられてイイかもな。だって、ライブなんだしねー。

ということで、今回も、ジミー・ペイジの錬金術に簡単に引っかかってしまった久我でした・・・。

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