マイケル・マクドナルドの奥さんエイミー・ホーランドのセカンド・アルバム:意外と良かったです

AmyHolland1983マイケル・マクドナルドの奥さんエイミー・ホーランド。

彼女のデビューアルバム『エイミー・ホーランド / Amy Holland』は、1980年にマイケル・マクドナルドのプロデュースで製作され、全米22位のヒット・シングル『愛に賭けて / How Do I Survive』も生まれ、かなり売れました。

ところが1983年のセカンド・アルバム『恋焦がれて/On Your Every Word』は、これもマクドナルドが全面プロデュースしたんですけれど、チャート・インすることなく、彼女のシンガーとしてのキャリアも概ね終わってしまったんです(のちにマクドナルドと結婚。病気もあって音楽界を引退したようですが、2008年に突然『The Journey to Miracle River』というアルバムで活動再開した模様)。

さて、この『恋焦がれて』。長らく廃盤だったんですが、今年の4月にユニバーサルで紙ジャケ再発されましたので聞いてみました。

なかなか良いですね!

とにかく、のちに奥さんになるエイミーの期待作ですから、マイケル・マクドナルドが頑張らないわけがありません。全面プロデュースは当たりまえのこと、曲は提供するは、鍵盤は弾くは、歌うは、大変なハッスルぶりです。

特に、マイケルがその持てる人脈を駆使して連れてきたミュージシャンがすごいです。ギターはスティーヴ・ルカサー、ロベン・フォード、ジョン・マクフィー、ベースはルイス・ジョンソン、ウィリー・ウィークス、ネイサン・イースト、ドラムはジェフ・ポーカロ、マイク・ベアード、そしてサックスにトム・スコットまで。特に親しいリチャード・ペイジとスティーブ・ジョージ、アンブロージアのデヴィッド・パックには曲の提供とコーラスまで頼みました。

どうです、すごいでしょう?(まあ、どんなに豪華な製作陣でもヒットするとは限らないのがこの世界の厳しいところですが・・・)

それでは、冒頭を飾る『エニタイム・ユー・ウォント・ミー』。ジェフ・ポーカロのドラム、ロベンフォードとジョン・マクフィーのギター、マイケルと妹キャシーの「マクドナルド・ファミリー」がコーラスということで、その典型的な80年代ウエストコースト・サウンドをぜひ聞いて下さい:

ついでに、彼女の代表曲、ファーストアルバムより『愛に賭けて』もお届けします:

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