ブルーノート東京に、マイク・スターン、ランディ・ブレッカー、ビル・エヴァンスという強力メンバーによる「スーパー・バンド」が出演中です。22日日曜日まで残り4ステージ。
久我は昨日(20日金曜日)の2回目を見て来たんですが、これはもう大満足でありました!
ドラムはあのデニス・チェンバース、ベースはクリス・ミン・ドーキーというデンマークの若いプレイヤー。
マイク・スターンとサックスのビル・エヴァンスは、言うまでもなく、帝王マイルス・デイヴィスのカムバックを若い力で支えた相棒同士。二人で和気あいあいとバンド全体を引っぱって行きます。曲目もビル・エヴァンスの新アルバムからのものが多くフィーチャーされていました。
さて、今年で61歳になっちゃったマイク・スターンですが、相変わらずのエネルギッシュなギター・プレイで歳を感じさせません。エフェクターびんびんなあのシグネチャー・サウンドで弾きまくり、アンコールでは即席のブルース・ナンバーでボーカルも披露してくれました。
一方ランディ・ブレッカーは、さすがに68歳の年齢は隠せないって感じで、巨体を椅子に座らせちょっとつらそうでしたが、それでも、ひとたびトランペットのソロを吹き始めると、目の覚めるようなフレージングの連発で、まだまだ行けるところをみせてくれました。
そして『サム・スカンク・ファンク』が始まっちゃったらたら、それはもうブレッカー・ブラザーズの復活!場内は大興奮の大騒ぎになってしまうのでした!
最後にとても気になったのがデニス・チェンバースです。別人かと思えるような激ヤセぶりで、明らかに病気じゃないでしょうか。プレイもこなしてはいましたが、以前の破壊力あるプレイとは比べるべくもありません。なんとか回復して欲しいところですが・・・。
ということで、充実のフュージョン・ナイトでした!
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