「イット・バイツ(It Bites)」ホントに好きでした。
というか、好きです。
80年代のプログレでは、ダントツでしょう。
大御所(ジェネシス、イエス、EL&P、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン)に次ぐほど、と言ってもイイです(やっぱり、PFM、フォーカス、ジェントル・ジャイアントの次ぐらいかな・・・)。
それぐらい、惚れ込んでおります。
最高傑作は、「ワンス・アラウンド・ザ・ワールド」。必聴です。
そのIt Bitesを引っ張って行ったのがフランシス・ダナリー。
ピーター・ガブリエルを思わせる、ちょっとクスんだクセのあるヴォーカル(実際、フィル・コリンズ脱退後、ジェネシスのオーディションに参加)。あくまでもロック・フィーリングを失わない、エネルギッシュなギター・ワークで、「若さに満ちあふれた、ポップなプログレ」を展開してくれました。
フランシス・ダナリーは、90年にIt Bitesを脱退(最近、フランシス抜きで再結成しましたがイマイチです・・・)。
以降、これまでに8枚ほどソロ・アルバムを出してますけど、はっきり言って、売れてる状況とはほど遠いです。アコースティック・ギターの弾き語りといった、味はあるけど地味な活動ぶり。ロバート・プラントのツアーに参加したのが、ハイライトと言えるぐらいでしょうか。
ところが、2005年になって、動き始めます!
イエスのクリス・スクワイアとピーター・バンクスの在籍していた伝説のプログレ・バンド「The Syn」が再結成。そのツアーにダナリーが参加したというわけです。
さらに、The Synは今年に入ってニュー・アルバム「Big Sky」をリリース。フランシス・ダナリーが、プロデューサー、コンポーザー、ギタリストとして参画し、アコースティックな現代的プログレを生み出しました。
ところが、彼はまた脱退。。。今度は、「New Progressives」という、意味ありげな名前の新バンドを結成です。
要するに、ひとところに落ち着けないヒトなんですね。
とにかく、暴れはじめそうなフランシス・ダナリー。要注目です!
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