デヴィッド・ボウイの8枚目のスタジオ・アルバム『ダイアモンドの犬(Diamond Dogs)』は、1974年4月24日にRCAレコードよりリリースされました。
『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』と立て続けにヒットさせたボウイは、パブリック・イメージの固定化やスタッフとのトラブルなどから精神的に追い詰められており、そこから脱却すべく、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの『1984年』のコンセプトを導入し完成させたのが、この『ダイアモンドの犬』です。
全曲ともデヴィッド・ボウイが作曲し、プロデュースも手掛けたこの意欲作は、全英アルバムチャート首位、全米5位と世界的にヒット。ファースト・シングル「愛しき反抗」 (Rebel Rebel)も全英5位と、ボウイの確固たる転換点となりました。
『犬化したボウイ』のアルバム・カバーも大いに物議をかもしましたね・・・。
ここでは、アルバム・コンセプトの中核を占める楽曲『1984』をお届けします。なぜかアメリカのみでシングル・カット。ダークでファンキーな持ち味が効いたナンバーです:
<デヴィッド・ボウイ『ダイアモンドの犬』:収録曲>
1. 「未来の伝説」 (Future Legend)
2. 「ダイアモンドの犬」 (Diamond Dogs)
3. 「美しきもの」 (Sweet Thing)
4. 「キャンディデイト」 (Candidate)
5. 「美しきもの(リプライズ)」 (Sweet Thing(reprise))
6. 「愛しき反抗」 (Rebel Rebel)
7. 「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」 (Rock’N Roll With Me)
8. 「死者の世界」 (We Are the Dead)
9. 「1984年」 (1984)
10. 「ビッグ・ブラザー」 (Big Brother)
11. 「永遠に周り続ける骸骨家族の歌」 (Chant of the Ever Circling Skeletal Family)
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