あのジノ・ヴァネリが、新作としては実に10年ぶりにアルバムを発表しました!
タイトルは『Wilderness Road』。荒野の一本道?
う〜ん、深いですねー。やっぱりジノらしく、66歳にして「我が道をゆく」ってことなんでしょうか?
では、早速、ちょっと聞いてみましょう:
最近ハヤリのカントリー調のようでもあり、ジャズ/ブルース風でもある。相変わらずバラードもキメている。楽器演奏は、ほとんどジノのみ。そしてそのヴォーカルは、ますます円熟味を増しているようです。
ただ、聴きやすくてイイとは思うんですけど、なんとなく「よく分からないなー」というか、「ねらいが今ひとつ絞れてない」というか、ちょっと「ジノ、またやっちゃったかな?」って感じも少々ありますね。
ジノ・ヴァネリって、いつもこうなんです。
突然、ものすごく風変わりな作品を出して、みんなをズッこけさせちゃうというか。なぜかB面のほとんどすべてを歌なしのクラシックにしちゃったり、モロ・ジャズをやったり、プログレ組曲を延々とやったり・・・。
本人は、いつも全力投球で大まじめ。その時、その時で、彼にとっての必然性がきっとあるのでしょう。だけど、それが聞き手に伝わりにくいところがあります。「せっかく新作のチャンスをもらったのにコレですか?」なんて心配しちゃうのは私一人でありましょうか?(まあ、サバイバルしてるだけで、充分偉いんですけど・・・)
とにかく、「天下のナルシズム男、ジノ・ヴァネリ」にそんな気遣いはみじんも存在しません。我が道をゆく、ただそれだけであります!(そんなジノ・ヴァネリを心から愛する久我の想いはこちらをご覧ください:)
ということで、これからもジノには頑張ってもらいましょう!(➡️ ジノ・ヴァネリの新作『Wildness Road』はAmazonでお求めいただけます:)
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