心から愛するジェームス・テイラーですが、これまで、「リマスター」っていうと、まともなものが全然ありませんでした。
ワーナー・ジャパンの「日本人による日本人のためのリマスター」とか、しょうがないので買ってましたけど・・・。
で、今回ようやく、ジェームス・テイラーのワーナー・ブラザース時代の全アルバム6枚が、リマスター・ボックスで登場しました。
このワーナー時代の初期3枚、『スゥイート・ベイビー・ジェームス』、『マッド・スライド・スリム』、『ワンマン・ドッグ』こそが、最善のジェームス・テイラーと信じる久我としては、もう既に何枚も持っていても、迷わず購入です。
特筆すべきは、「リマスター監修」として、あのピーター・アッシャーの名前があること。上記3枚をプロデュースしたのはピーター・アッシャー。彼がリマスターに関与しているなら、これ以上「正統」ってことにならないでしょう。
で、肝心のリマスターですが、これも当然に最近のリマスターの傾向、すなわち、むやみに音圧を追い求めずに、コンプレッサーやイコライザーによる不必要な音作りを排除した、極めてナチュラルな音像になっています。
これまで定番で聞いていた日本盤リマスターが、むやみに音圧を求めた、不自然で下品なドンシャリに聞こえてきて、これからの定番は、即こちらの方に変更です。
これからも長く長く、ジェームス・テイラーの音楽を愛していきたいと思います。
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