キャプテン&テニールのキャプテン、ことダリル・ドラゴンが亡くなってしまいました。享年76歳。
キャプテン&テニールは、ヴォーカリストのトニ・テニールとキーボードのダリル・ドラゴンのデュオで、二人は2014年に離婚するまでご夫婦でもありました。
1967年から、ビーチ・ボーイズのキーボード担当として参加していたダリル・ドラゴンが、バック・ヴォーカルで加入したトニ・テニールと、一緒にツアーしたのが二人の馴れ初めとか。
1975年にのデビュー・シングル『愛ある限り(Love Will Keep Us Together)』は、いきなり全米1位、グラミー賞獲得と大ヒット。ニール・セダカの楽曲をアレンジしたのがダリル・ドラゴン。たくさんのキーボードを駆使し、超楽しいポップ・チューンを作り上げました:
キャプテン&テニールは、その後も、トニ・テニールの素晴らしい歌唱力と、ダリル・ドラゴンのアレンジやプロデュースの才能を武器に、多くのヒット曲を生み出して行きました。
サード・シングルの『君こそすべて(The Way I Want to Touch You)』も全米4位のヒット。
ふたたびニール・セダカの楽曲を採り上げた『ロンリー・ナイト(Lonely Night[Angel Face])』も全米3位の大ヒット:
1976年の『マスクラット・ラヴ』も、元々は「アメリカ」の曲なんですけれど、ダリル・ドラゴンのアレンジとトニのヴォーカルが絶品で、これまた全米4位:
77年の『雨に想いを(Come In From the Rain)』は、チャート的には今ひとつでしたけれど、大名曲でした。作詞はキャロル・ベイヤー・セイガー、作曲はメリサ・マンチェスター。トニ・テニールの熱唱をお聞きください。
しばらくヒットから遠ざかっていたキャプテン&テニールですが、1979年に『Do That To Me One More Time』でふたたび全米一を獲得。作詞・作曲トニ・テニール、編曲・プロデュース、ダリル・ドラゴン。夫唱婦随のステージをどうぞ:
キャプテン、素晴らしい音楽の数々本当にをありがとう!どうか、安らかにおやすみください・・・。
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