最近の注目作。アナ・マリア・ヨペックとパット・メセニーの共演盤「Upojenie」をご紹介します。
アナ・マリア(Anna Maria Jopek)というのは全く知りませんでしたが、1970年ポーランド生まれの女性歌手で、本国では既に10枚以上のアルバムを出し、数々の賞に輝く大スターのようです。
写真のように、とっても美形!
ジャズ寄りの雰囲気が持ち味で、もともとパット・メセニーの大ファンだったよう。彼がポーランドをツアーした際、思い切って共演を持ちかけ実現したのが本作で、当初発表は2002年。歌詞もほとんど自国語で、販売もポーランドのみでしたが、2008年、パットのレーベルNonesuchから全米販売となりました。
パット・メセニーは、共同プロデュースを担当し、全17曲で演奏。エレクトリック・ギターに加え、得意のギター・シンセサイザーから各種生ギターまで、本格的に演奏しまくってます。
一方、アマ・マリアも、パットの旧作5曲を採り上げ、歌詞をつけ歌うなど、彼への敬意を思いっきり表明。バックはポーランドのジャズ界ミュージシャンと思われますが、その水準も非常に高いものがあります。
全体的には、ダークと言ってもいいような影が感じられる独特な世界ですが、アナ・マリアのヴォーカルは、何とも言えないクールさの中に、「秘めた情熱」のようなものが垣間見られ、クセになりそうな魅力に満ちています。
パットとの相性はパーフェクトと言って良く、2008年の大収穫と言ってしまおうと思います。
まあ、我らがパットさんも、この美貌に思わず張り切ってしまったのかもしれませんが、コレ一回と言わず、またぜひ共演して欲しいもんです。
また、アナ・マリアについては、これからか過去の作品も含め、本格的に追っ掛けてみようかなとも思っています。
⇒ 聴いてみようかな、という方はアマゾンでどうぞ!–
コメントを残す