115114441史上最大のロック・バンド、レッド・ツェッペリン。

どなたか異論はありますか?

 

2007年12月11日、一夜限りのリユニオン。その興奮は、いまだ冷めやらぬものがありますね。

感想を要約すれば:

  • 全員まさに本気!6ヶ月(実質6週間)のリハーサルで準備万端
  • 出足はちょっと緊張気味。でもすぐに本領発揮し、自信と余裕に満ちあふれ、心から楽しそう
  • 確かに歳はとった。でも、若いジェイソン・ボーナムが大活躍し、最新のライティングとサウンド・エンジニアリングもあって、とても現代的
  • 凄いもの見ちゃったって感じで、やっぱり史上空前のロック・バンドであることを再認識しました。

レッド・ツェッペリンは、まさに唯一無二の存在でした。

彼らの残した足跡は、あまりにも巨大。ロックの地平線を拡大し、前進を続けて行きました。

ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナム。不動のメンバーで疾走し続け、ジョン・ボーナム(ボンゾ)の死をもって活動停止。その後、メンバーを補充することもなく、本格的な再結成は、実質的に封印されてきました。

四人の融合体とはいえ、そのリーダーシップを握って来たのは、間違いなくジミー・ペイジでした。

ジミーは、ギターの実力的にははっきり言ってそれほどとは思えないんですけれど、その音楽的バックグラウンドの広さ、情念と知性とを併せたエモーションのコントロール、誰も聞いたことのない音響のプロデュース力などについては、他を圧倒して傑出していたと思います。ブルースをベースにしたハード・ロックに、ジャズ、フォーク、ファンクの要素を次々と取り入れ、しまいには中近東の領域まで行ってしまう。レッド・ツェッペリンは、ほかのハード・ロック・バンドが束になってもかなわない「ふところの深さ」を持っていました。そして、その原動力になっていたのは間違いなくジミー・ペイジだったんです。

さて、その「ふところの深さ」。つまり、レッド・ツェッペリンの底知れぬ多様性をまざまざと見せつけてくれたのが、1975年のアルバム「フィジカル・グラフィティ」だと思います。

「フィジカル・グラフィティ」は、ツェッペリンのそれまでの試行錯誤が身を結び、新しい次元に入った初の2枚組み大作です。

ビルボード首位6週間。売り上げはなんと1,500万枚を突破。

ファンキーそのものの「カスタード・パイ」で幕をあけ、「トランプルド・アンダーフット」で進軍開始!。「カシミール」では、雄大なエスニック世界が広がります。「ナイト・フライト」の愛すべきポップ性を経て、最後は、聴き手をなぎ倒すハード・ロック「シックアゲイン」で幕を閉じる。ファンクとハード・ロックの融合がここに確立します。

ジミー・ペイジも、「あえて選べば」ということで、本作を最も満足いく作品として上げていました。

 

led-zeppelin-iii-sleeveさて、レッド・ツェッペリンのアルバムでほかにどれかと言われても、とにかくファーストから全部聴いてもらうしかないのですが、個人的には1970年のサード・アルバム「III」が特に想い出深いです。

深夜放送で聴いた「移民の歌」にびっくりして、翌日レコード屋に飛んで行き、人生で初めて買った「ハード・ロック」系のアルバムがこれでした。

びっくりしたのが、当時LPのB面が、ほとんど全曲アコースティック・ナンバーだったこと。「あれっ、ツェッペリンってフォーク・ソングもやるの?」

まさに頂点を極めようとするその時に、「肩すかし」とでも言うような、ふところの深さで勝負するという大胆不敵、リスク・テイクの戦略性に感激したんです。

レッド・ツェッペリンは、この「III」から完全に「別格」の領域に行ってしまったと思います。

 

2007年のリユニオン・コンサートは、レッド・ツェッペリンとは、いかに恐るべきエネルギーの固まりだったか。あらためて思い知らされたパフォーマンスでした。これを機会にツアーを期待したこともあったけれど、これはこれで「一夜限りのイベント」ということで、やっぱり良かったのかもしれません・・・。

そうです、史上最大・最高のロック・バンド、レッド・ツェッペリン。

その伝説は永遠に不滅です!

 

<レッド・ツェッペリン:関連ニュース>