退屈な決勝戦を見て

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W杯決勝戦は、自分にとって、思いのほか退屈でした。高揚感が全然ない、というか。もちろん、愛するアルゼンチンが敗退して、とっくに興味を失っていたというのもありますが、単独の試合として見ても、面白くなかった。

応援したのはクロアチア。

そりゃ判官贔屓ってもんで、フランス圧倒的に優勢の中で、努力と根性の彼らが、何かやってくれると期待したからでした。ラキティッチ、モドリッチ、マンジュキッチのなじみの連中にも花を持たせたかった。でもやっぱり、激戦の疲れと、中3日のハンディがきいたように思いますね。コレまでの脅威的な粘りが感じられませんでした。良く考えれば、史上初の決勝戦進出で、ここまで来れたこと自体、奇跡的に素晴らしいんですから、良しとするんでしょう。選手たちにも、不思議と大きな落胆は見られず、泣き崩れるもの一人もいませんでしたよね。彼らも、そこそこ大満足なんでしょう。それが、敗因になったのかもしれませんし。

まあ、モドリッチには本当にバロンドールを獲らせてあげたかったんだけど・・・。

フランスには特に思い入れはありません。

グリーズマンは、ダイブ見え見えのあのフリーキックをはじめ、相変わらず「小粒な曲者」程度のイメージしかなく、バルセロナに来なくて本当に良かった。エムバペは、ひたすら人間離れしてるし。とにかく、若さとパワーの新興勢力。それをまとめたデシャンがあっぱれということなんでしょう。

ということで、このワールドカップ。スーパースターのたそがれと、世代交代こそがキーワードとして残ったんでしょう。4年後も、どれだけフレッシュな体制で臨めるかにかかっているんだと思われます。

大会を通じて一番印象的だったプレイヤーは、エデン・アザール。左サイドをドリブルで駆け上がり、驚くほどのボール・キープ力で切り込み、得点を重ねる。彼がこれほど巧者だとは正直知りませんでした。彼こそが、今のバルセロナに求められる最善のチョイスと思われるし、現にそういう噂もあるようですけれど、彼の意中のチームはレアルだとか。残念だなー、アザール。

さて、しばらくお休みとしましょうか。

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