ジェフ・バックリィの命日に

1997年5月29日、30歳の若さでこの世を去ってしまったジェフ・バックリィ。

1994年に発表したデビュー作『グレース』が、結果的にラスト・アルバムになるのですが、そのあまりのすばらしさに、永遠不滅の伝説的存在となりました。

同アルバムは、ジミー・ペイジやロバート・プラント、エルトン・ジョンなど各界著名人からも高評価を受け、ジェフ・バックリィは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第39位、「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第10位にも選ばれています。

ジェフの父親は1960年代に活躍したフォーク・シンガーのティム・バックリィ。その血を受け継ぎ、ジェフはレッド・ツェッペリンやプログレッシブ・ロック、さらにジャズ/フュージョンなども吸収しながら、独自の世界を育て上げて行きました。

ジェフ・バックリィの音楽の特徴は「繊細かつパワフル」。のちの「グランジ・ロック」などにもつながる自由な曲造りと、フレッシュなパフォーマンスが秀逸です。

まずは、聞いていただくのが一番手っ取り早いですね。アルバム『グレース』より、タイトル曲『グレース』をどうぞ!:

次に『ラスト・グッバイ』。ちょっとヘヴィーなこの曲も名曲です:

ライブで特に話題を呼んだのがレナード・コーエン作によるこの曲『ハレルヤ』。ジェフ・バックリィのヴォーカルは、正に胸に染み入ります。シングル・カットもされ、イギリスでは2位まで上昇しました。

偉大なアーティスト、ジェフ・バックリィの死にあらためて哀悼の意を表し、これからもその存在について、語り継いで行きたいと思います。

grace

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