アーカイブ

‘スティーリー・ダン’ カテゴリーのアーカイブ

スティーリー・ダン『ガウチョ』SACD聴き比べ

2011 年 2 月 26 日 コメント 4 件

話題の「日本発」SACDシリーズ。

この前は、スティーリー・ダンの『彩(Aja)』を旧盤のCDと聴き比べ、その圧倒的な違いに、すなおにSACDに軍配をあげたところです(→こちらをご覧下さい)。

さて、今回は同じくスティーリー・ダンの『ガウチョGaucho)』。

『彩(Aja)』に続き1980年に発表された、押しも押されもしない名盤。

「ガウチョ」が「彩」と違うのは、そのオーディオ・フォーマットの多さです。

なにしろ「ガウチョ」は、2000年のCDリマスター以降、2003年のSACD、2004年のDVDオーディオと、すでに色々な高音質フォーマットが発売されています。スティーリー・ダン狂のでんど〜は、当然のことながらすべてのディスクを所有しております(というか、その前のCDも入れれば、全部で6枚の「ガウチョ」・・・)。

これに対し「彩」は、オリジナルのマスター・テープが盗まれてしまったとかで、長いあいだ、通常のCDしか存在しませんでした。

さて、日本発の「ガウチョ」SACDは、これらのすでに存在する高音質ディスクたちに勝つことができるのでしょうか?

続きを読む »

スティーリー・ダン「彩(エイジャ)」SACD こりゃやっぱりすごいわ・・・。

2010 年 12 月 30 日 コメントはありません

スティーリー・ダンの「Aja」SACDについては、先日ちらっと書きました。

やっと、引越し荷物の中からSACDプレイヤーが出てきたので、聴けたんです。

さて、どうだったでしょう?

聴き比べたのは、2000年のリマスターCD。ドナルド・フェイゲンウォルター・ベッカーが監修し、ロジャー・ニコルスがエンジニアリングをつとめた定番。

むむむ、こりゃ、やっぱりすごいわ・・・。

全然違います・・・。

続きを読む »

AjaのSACD

2010 年 10 月 2 日 コメントはありません

aja-small今年の6月に出たんですが、つとめて無視して来ました。

スティーリー・ダンの「Aja」がSACDで出た。。。

日本人による日本人だけのための商品。日本マスターを使用って、要するにオリジナル・マスターのコピーでしょう??SACD用のマスタリングは誰がしたの??ドナルド・フェイゲンウォルター・ベッカーは、この商品を聞いたんだろうか?承諾のプロセスはあったんだろうか?

そして許せなかったのが、値段です。¥4,500!!!!!

続きを読む »

スティーリー・ダンの「Aja」SACDが出るらしいけど。

2010 年 5 月 8 日 コメントはありません

steely-dan-ajaAja」のSACDが出ると聞くとどっきりします。

なぜなら、これまで「ガウチョ」やドナルド・フェイゲンのアルバムは、SACDやDVD Audioといった高音質盤が出てるのに、Ajaだけは一切出ていなかったからです(リマスターCDはもちろんありますけど)。スティーリー・ダンの究極の最高傑作がなぜ?高音質といえばAjaなのになぜ?

それには理由があります。オリジナルのマスター・テープが紛失してしまったからです。盗まれたという説もあります。ドナルド・フェイゲンが「見つけてくれた人に賞金を」と広告を出したこともあります。その後どうなったか不明ですが、SACD等のリリースがないので、なくなったままなのだと思っていました。

ところが、今回、突然日本でSACDが発売されるとのこと。猛然と興味がわいてきます。

HMVの説明文を載せます:
============================================================
※初SA-CD化 
国内オリジナル・アナログ・テープを基にした2010年最新DSDマスター

(メーカー資料より)透明性/流動性に優れるSHM素材をボディに使用。
さらに、DSD本来の特性が生きるシングルレイヤー(2ch)方式を採り入れた、究極のSuper Audio CDシリーズです
そのシンプルな変換方式(Direct Stream Digital=DSD)と大容量(4.7GB=CDの約7倍)で、原音に限りなく忠実な再生を可能にするSuper Audio CD(SA-CD)。1999年に規格化されて以来、高音質を追求するオーディオファイル達の確かな信頼を勝ち得てきました。
============================================================

つまり、「日本国内のオリジナルマスター・テープ」を使っているということですね。これは、発売当時に日本でLPを生産するために送られて来た日本向けのマスター・テープ、すなわちコピーでしょう。やっぱり、『本当の』オリジナル・マスターが見つかったわけではないのね・・・。

さらに、それをSACDマスターに落とすのは、やっぱり日本人のエンジニアなんですね。

これは、結局、日本人による日本人のためのSACDなんだな。やっぱり。

歴史的名盤を高音質CDで発行してくれるのは有難いですし、迷わず買ってしまうんでしょうけれど、どうも複雑な心境です・・・。

まあ、SACDという規格そのものが普及せず、いまや風前の灯ともいえる状況なので、日本が頑張ってその灯を消さずに後世に伝えて行こうと姿勢は評価できます。ただ、SHM素材とくっつけて、また新しく「高音質盤」を押しつけようという業界側の魂胆も見え隠れして、素直には喜べません。実際、4500円という価格はどうでしょう?マニアの財布を当てにした商魂に、やや気持ちがしらけてしまいます。

さてさて、それでも話題性があるのは間違いありません。聞いてみようかなという方は、こちらからどうぞ。発売は6月23日:

スティーリー・ダンの「彩(エイジャ)」SACD

スティーリー・ダンの全米ツアー開始!

2009 年 6 月 17 日 コメントはありません

img_1335恒例行事になってきた感のあるスティーリー・ダンのツアーですが、早速行って来ました。

還暦を過ぎたドナルド・フェイゲンと、ウォルター・ベッカーのお二人。

以前はツアー嫌いで、「謎の」グループ的だったのに、歳とってから急に「出たがり」になったのは、一体どういうことなんだろ。ま、人生のピークも過ぎて、こだわりも何もなくなって来たんでしょう。ただ楽しもうと・・・。

なんせ、06、07、08年と本格的ツアーに出続け。今年も、6月9日のノース・カロライナ公演からスタートし、ヨーロッパをはさんで、9月までノン・ストップで頑張っちゃうというハード・スケジュール。おじいさんたち、体力的には大丈夫かね?

ツアー・メンバーは、下記のとおり。ドラムのキース・カーロックを初め、ここのところ、ほとんど固定です。

Jim Beard [キーボード]、Keith Carlock [ドラム]、Jon Herington [ギター]、Freddie Washington [ベース]、Jim Pugh [トロンボーン]、Walt Weiskopf [サックス]、Roger Rosenberg [バリトン・サックス]、Michael Leonhart [トランペット]、Marvin Stamm [トランペット]、Catherine Russell [バック・ヴォーカル]、Carolyn Leonhart-Escoffery [バック・ヴォーカル] 、Tawatha Agee [バック・ヴォーカル]、Janice Pendarvis [バック・ヴォーカル]

さて、パフォーマンスの方ですが、あたり前ですけれど、極めて洗練されておりました。磨き上げられたグルーブはどこまでも心地良く、その上を、ドナルド・フェイゲンがひたすらブルージーにかましてくれます。正に、熟練のワザ。

steelydan相方のウォルター・ベッカーも、すっかりベーシストから足を洗い、ギター専門に弾き倒してました。これまた、長年の研鑽のタマモノ。うまいです(ハードなソロはジョン・へリントンの方が上ですが)。ヴォーカルも一曲、「Daddy Don’t Live in that NY City No More」で歌わせてもらってました。

曲目は、初期から後期までバランス良く。当然に、「彩(エイジャ)」や、「滅びゆく英雄(キッド・シャールメイン) 」といった定番は欠かさず。アンコールはいつもの「マイ・オールド・スクール」。場内ノリノリです。

個人的には、大好きなアルバム「うそつきケティ」から「バッド・スニーカーズ」をやってもらったのと、オープニングをクールに演出した「タイム・アウト・オブ・マインド」に大満足であります。

公演時間はやや短めで、「えっ、これだけ?」って、ちょっと物足りない気もしましたが、お年寄りにはこの程度が限界でしょう。

公演日によっては「Aja」とか「ガウチョ」のアルバムを丸ごと全部演奏する日もあるそうで、なんとか、それも観てみたい・・・。

とにかく、「ポップの洗練はスティーリー・ダンに極まる」ということで、いまだに極上の音楽を届けてくれる二人に、ただ「ありがとう!」

⇒ 「音楽の殿堂/スティーリー・ダン」もご覧下さい。
⇒ 「名盤の殿堂」で「彩 (Aja)」に投票!

誰か止めて。。。

2006 年 4 月 9 日 コメントはありません

terry-bozzio1人暮らしのせいか、加速度的にCD購入に走っております。誰か止めて!

テリー・ボジオ関係>

とにかく、最近「入魂」なのが、ボジオの主要作品制覇です。わたし、やっぱりこのヒト好きです。自分を追い込んで、狂気のように道を突き進んでいく。完全に壊れています。芸術家はここまで行かなければいけません。

ロンリー・ベアーズジェフ・ベックと競演したトニー・ハイマスと組んだ四人組インストバンド。3枚もCD出してます。サックスも入って、ちょっとウエザー・リポートっぽいのが惜しいです。ただひたすら、ボジオ的にハードにやってくれれば良かったのに。

グループ87パトリック・オハーン(ベース)とのフランク・ザッパつながりでボジオが客演したインストバンド。1980年の作。これは結構イイです。微妙にニューエイジしてます。

ボジオ、レビン、スティーヴンスシチュエーション・デンジャラス」~トニー・レビン、ギターのスティーヴ・スティーヴンスと組んだ、ヘビメタ・インスト・トリオの第二弾。一枚目よりさらに徹底してハードに迫ります。気持ちイイです。なんでもっと話題にならなかったんだろう。

ミッシング・パースンズライム&リーズン」~奥さんと組んだテクノ。結構ヒットしましたが、私的には、ボジオのお金儲けという感じで好きになれません。ぶっ飛んだ奥さんも、ホントにどこかへ飛んで行ってしまいました。

ソロ・ドラム・ミュージック(1 & 2)~ボジオがひたすら1人で、たくさんの太鼓を叩きまくります。好きでない人には耐えられないでしょう。

ロビー・ロバートソンザ・バンドの立役者、87年のソロ。ボジオこんな晴れがましいので叩いていたんだ。でも、あんまり冴えません。以降、この辺の人たちから一切声が掛かってないのは、やっぱ、ちょっとしくじっちゃったのかな。恐ろしい世界です。

・その他、「BPM」というトリオと、キング・クリムゾンパット・マステロッソとのデュオ。あまりにマニアックなので、普通の方にはお勧めできません。私的には幸せです。

<SACD、DVD-Audio関係>

なんせ7.1chシステムとパイオニアのSACDも聴けるDVDプレイヤーを買ってしまったので、そっち方面も攻めてます。

ピンクフロイド狂気」~30周年SACD。期待したほどではなかったですが、5.1chの分離が最も生きる音楽ですよね、やっぱり。メイキング・ビデオも買ってしまいました。こんなのあったんだ。非常に興味深いです。

スティーリー・ダンガウチョ」~DVD-Audioも持っているので、この際比べようと入手しました。どこまでもついて行きます。比較はこれから。これも、思ったほど画期的ではありません。って言うか、あまりにも聴きすぎていて、驚けって方が無理かもしれません。「ピアノ・ジャズ」という企画モノCDもついでに買いました。ドナルドとウォルターが、インタビュー形式のラジオ番組に出演したもの。バンドでいつもよりねちっこく決めてくれます。スタンダードへの造詣もあふれていて、ファンなら必携。

ジェフ・ベックブロウ・バイ・ブロウ」SACD~これも今ひとつです。なんか、5.1ch化が乱暴な気がする。

フランク・ザッパハロウィーン・ライブ」DVD-Audio~これはなかなかすごいです。音質的に。78年のライブで、注目はヴィニー・カリウタの超絶ドラム。技術的には、やはりボジオを軽く超えていますね。史上最強。なんでこんなに複雑な曲を覚えられるんだろう!ザッパとは、どこかで徹底的に向き合わなければいけない時が来そうです。

ヴィニー・カリウタつながりで、カリズマの「ロスト・アンド・ファウンド」。と思ったら、カリウタ一曲だけじゃん!けっ!損した。残りは全部故カルロス・ベガさんです。合唱。

パット・メセニー関係>

メセニーさんのビデオは持ってるんですが、DVDないのが気になってました。この際、全部買ってしまおう。

・「スピーキング・オブ・ナウ」と「ウイ・リブ・ヒア」。どっちもライブ・イン・ジャパンだったんですね。これには感動しました。本当にこのヒトは殿堂入りだ。芸術に対して向き合う姿勢が違う。音楽への没入のレベルが違う。ついでに、「スティル・ライフ」と「レター・フロム・ホーム」のリマスターCDも買いました。これも思いのほか高音質で、大満足です。メセニーの2大最高傑作。お墓まで持って行きたいです。「ファルコンとスノウマン」の映画DVDまで買ってしまったわたし・・・。

リチャード・ボナレヴェレンス」~メセニーつながりで、買ってしまいました。カメルーン出身のとんでもない才人ですが、悪いけど、どこかなんとなく気持ち悪くって・・・・。一生懸命聴きましたが、やっぱ、ちょっときついです。

アラン・ホールズワース関係>

ソフト・マシーンフローティング・ワールド・ライブ」~もう次から次に発掘しちゃうんだから・・・きりがありません。でも、この「収束」時代のライブ。音質も良く、なかなか素晴らしいです。ホールズ・ワースが、1人でバンドを食いまくってます。

トニー・ウィリアムスミリオンダラー・レッグス」~言われているほどにはコマーシャルでも、悪くもありません。ただ、現代のフュージョンに乗れないで亡くなってしまったトニー・ウィリアムスを思うと、胸が痛みます。どんなにジャズ界で素晴らしくても、16Beatは全くダメでした。はっきり言って、痛々しいほどです。ホールズワースはそれなりの仕事って感じ。

ジャン・リュック・ポンティインディビジュアル・チョイス」~「エニグマティック・オーシャン」がやたらに素晴らしかったので、いつか手に入れなければと思っていました。結構、コンピューター・ミュージックしててずっこけました。ホールズワースの出番も少ないです。

<その他>

サイモン・フィリップスアナザー・ライフタイム」~ボジオと比べると、とっても普通に思えてしまいます。うまいけど、心から熱狂するところまでは行きません。ソロ・デビューの「プロトコル」が廃盤で高値になってます。欲しいなあ。

ジノ・バネリディーズ・アー・ザ・デイズ」~新作7曲。旧作7曲。このヒトも、しぶとく頑張りますね。レコード会社はついに地元のカナダになってしまった。ジョーお兄さんとも完全に袂を分かったようです。兄弟の契りも、ビジネスには勝てなかった。このところ変なジャズっぽい路線だったりで冴えませんでしたが、今度の新作はなかなか力が入ってます。一曲リッキー・マーチンしているのはいただけませんが・・・。

デイブ・マシューズ・バンドライブ・アット・レッドロックス」~こちらでバカ売れ。カントリー的なような、結構テクニック的にも高い水準の、独特の個性です。テレビで見て感心したのですが、どうも「声」が好きになれずに、イマイチです。

ガース・ブルックスローピング・ザ・ウインド」~カントリーと言えば、王者はこのヒト。1400万枚(!)も売れました。奥が深い!カントリーは、いつかきちんと勉強しよう。

・その他、ブレンダ・ラッセルの「パリス・レイン」、ヤン・アッカーマンKaz Lixのデュオ。ピーターフランプトンカムズ・アライブ」の25周年記念リマスター等々。

やっぱり、いっぺんにこれだけ買ってしまうのは、自分でもどこかおかしいんだと思います。でも、止められない止まらない。どこまでも所有し続けます。地球上の音楽の地平を、基本的に全て押さえたいと思っている今日この頃でした。

何と、ドナルド・フェイゲン様!

2006 年 3 月 19 日 コメントはありません

dnald-fagen「緊急特報」

なんと、ドナルド・フェイゲンさまの新作が出てしまいました!