マイルス・デイビスの「TUTU」デラックス・エディションを聴く
帝王マイルス1986年の傑作「TUTU」が、2枚組デラックス・バージョンで発売されました。
一枚はオリジナル・アルバムの最新リマスター。そして2枚目は今回の目玉、1986年7月ニースでの未発表ライブです。
まず今回のリマスター。
筆者は2007年の「TUTU」紙ジャケ・リマスターとオリジナルのCDを所有していますが、今回は比較的はっきりと音質の向上が確認できます。ハイ・エンドのクリアーさが増し、2007年盤で感じられたどこか天井が詰まった感じがなくなっています。もちろん無意味な音圧向上やコンプレッサー/イコライザーの多用は避けられています。但し、リマスタリング・エンジニアが明記されておらず、「CCD pre-mastering by WCI Records Group」という表記が加わっただけなのが、ちょっといただけません。
さて、ライブCDの方はこれまでブートでは出回っていたものですが、非常に明瞭度の高い優れたライブ録音になっています。場所はフランスのニース・ジャズ・フェス。時期は「TuTu」の録音後、発売前のまさにこの時期です。メンバーは、ロベン・フォード(ギター)、フェルトン・クリューズ(ベース)、ボブ・バーグ(サックス)、ロバート・アーヴィング(シンセサイザー)、ヴィンス・ウィルバーン(ドラムス)、スティーヴ・ソーントン(パーカッション)。
曲目は下記のとおりです:
1.Opening Medley (Theme from Jack Johnson/Speak/That’s What Happened)
2.New Blues
3.Maze
4.Human Nature
5.Portia
6.Splatch
7.Time After Time
8.Carnival
「TUTU」はマーカス・ミラーがほとんど一人で作ったバック・トラックに、いわばカラオケ状態で帝王がトランペットをかぶせたものですが、ここでの演奏はアドリブ全開の長尺ナンバーもあり、マイルスの状態も良い密度濃いものとなっています。
→マイルス・デイビスの傑作「Tutu: Deluxe Edition」はこちらからお求めいただけます。
さて最後に、当日のライブとは異なりますが、マーカス・ミラーやデイヴィッド・サンボーンがそろったTVライブ映像もご覧下さい:



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そう言えば、ローリングストーンは、ドラマーの歴代トップ・テンも発表してました。
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