ヒッチコックの泥棒成金
2009 年 8 月 23 日
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ヒッチコック作品を総ざらい中です。グレース・ケリーの全盛期をとらえたこの一品。また格別なものがあります。
南フランスを舞台にしたゴージャスでカラフルな設定。カラー映画の初期の色彩感覚は、ちょっと濃くって「総天然色」ですが、とにかく美しい。避暑地の風景、ヘリコプターから映す海岸線、仮想パーティーに花火大会。映画が持つ魅力をふんだんに盛り込んだ、ヒッチコックの旺盛なサービス精神。まるで、サスペンスの要素はおまけのよう。それでも華麗に成立しています。
そしてグレース・ケリー。「裏窓」ももちろん素敵ですけれど、お姫さまっチックでちょっと小悪魔的な本作も、完璧です。気品あふれる演技は、正にロイヤル。思いのほか大胆な愛情表現など、なんだかドキドキしてしまいます。
わたし的には、ヒッチコックのトップ3は「めまい」「鳥」「サイコ」ということで不変なのですが、脂の乗り切った巨匠の作品は、どれも素晴らしすぎて、何度でもじっくり味わっていきたいと思います。



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