アイアンマン2見ました。

2010 年 5 月 9 日 コメントはありません

iron_man_2予想どおりというか、まあイマヒトツだったんですが、アメリカでは既に興収120億円を突破してますし、とにかくものすごいヒットです。

実際、それなりに良くできてます。悪役のミッキー・ロークが存在感あるし、SFXに文句ないし、AC/DCの曲だって、バッチリ決まってます。

そしてなんと言っても、ロバート・ダウニー・Jr。奇跡的カムバック・ストーリーがもう大昔のように、最近のダウニー・Jrは乗りに乗りまくってます。「シャーロック・ホームズ」も大ヒットだし。結局、彼の役者としての個性と演技力が頭抜けているってことでしょうね。

ということで、娯楽大作としては★★★。日本では6月公開のようですね。

(それにしても、今年はろくな映画がないなあ・・・。)

英語版「殿堂」立ち上げ!

2010 年 5 月 9 日 コメントはありません

姉妹サイトということで、英語版の「音楽の殿堂」も立ち上げてみました。「グローバルにメッセージよ届け」とばかりに・・・。

ぜひ一度、ご覧下さい:

The Greatest Albums.NET

スティーリー・ダンの「Aja」SACDが出るらしいけど。

2010 年 5 月 8 日 コメントはありません

steely-dan-ajaAja」のSACDが出ると聞くとどっきりします。

なぜなら、これまで「ガウチョ」やドナルド・フェイゲンのアルバムは、SACDやDVD Audioといった高音質盤が出てるのに、Ajaだけは一切出ていなかったからです(リマスターCDはもちろんありますけど)。スティーリー・ダンの究極の最高傑作がなぜ?高音質といえばAjaなのになぜ?

それには理由があります。オリジナルのマスター・テープが紛失してしまったからです。盗まれたという説もあります。ドナルド・フェイゲンが「見つけてくれた人に賞金を」と広告を出したこともあります。その後どうなったか不明ですが、SACD等のリリースがないので、なくなったままなのだと思っていました。

ところが、今回、突然日本でSACDが発売されるとのこと。猛然と興味がわいてきます。

HMVの説明文を載せます:
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※初SA-CD化 
国内オリジナル・アナログ・テープを基にした2010年最新DSDマスター

(メーカー資料より)透明性/流動性に優れるSHM素材をボディに使用。
さらに、DSD本来の特性が生きるシングルレイヤー(2ch)方式を採り入れた、究極のSuper Audio CDシリーズです
そのシンプルな変換方式(Direct Stream Digital=DSD)と大容量(4.7GB=CDの約7倍)で、原音に限りなく忠実な再生を可能にするSuper Audio CD(SA-CD)。1999年に規格化されて以来、高音質を追求するオーディオファイル達の確かな信頼を勝ち得てきました。
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つまり、「日本国内のオリジナルマスター・テープ」を使っているということですね。これは、発売当時に日本でLPを生産するために送られて来た日本向けのマスター・テープ、すなわちコピーでしょう。やっぱり、『本当の』オリジナル・マスターが見つかったわけではないのね・・・。

さらに、それをSACDマスターに落とすのは、やっぱり日本人のエンジニアなんですね。

これは、結局、日本人による日本人のためのSACDなんだな。やっぱり。

歴史的名盤を高音質CDで発行してくれるのは有難いですし、迷わず買ってしまうんでしょうけれど、どうも複雑な心境です・・・。

まあ、SACDという規格そのものが普及せず、いまや風前の灯ともいえる状況なので、日本が頑張ってその灯を消さずに後世に伝えて行こうと姿勢は評価できます。ただ、SHM素材とくっつけて、また新しく「高音質盤」を押しつけようという業界側の魂胆も見え隠れして、素直には喜べません。実際、4500円という価格はどうでしょう?マニアの財布を当てにした商魂に、やや気持ちがしらけてしまいます。

さてさて、それでも話題性があるのは間違いありません。聞いてみようかなという方は、こちらからどうぞ。発売は6月23日:

スティーリー・ダンの「彩(エイジャ)」SACD

ピーター・ガブリエルの会社「The Filter」って、すごいらしい。

2010 年 5 月 1 日 コメント 2 件

peter-gabriel-fingerビジネス・ウィークを読んでたら、突然ピーター・ガブリエルの名前が出てきたのでびっくりしました。

なんでも、彼の出資している「The Filter」という会社が将来有望で、株式を公開したりすればピーターに巨額の利益がもたらされるかも、とのこと。その会社の開発した音楽専用の検索エンジンが優れものらしく、もうすぐ大ブレイクするんじゃないかと予想されています。

例えば、「こんな音楽を探したい」という時に、その人の好みに合った音楽をネットから見つけてきて推薦してくれるといったものらしいのですが、グーグルとかそこらへんのサーチ・エンジンと違うのは、「本人も気づかないような隠れた好みをくみ取って、本当に満足の行く音楽を探してくる」という機能だそうです。

また、「たいていのヒトが、既に知っているか既に持っていそうな曲やアルバムは、推薦しない」という機能もあるそうで、例えば、どんなにぴったりでも、今さらビートルズのアルバムを勧めたりはしないと行った「センス」がすごいんだそうです。

なんだか、かっこいいぞ・・・。

でんど〜も早速アクセスしてやってみましたが、今のところ、どこがすごいのかは特に分かりません・・・。ただ、全体のつくりがいかにもピーターって感じのこだわりが感じられて、とってもクールです。

皆さんも、ぜひのぞいてみて下さい:www.thefilter.com

ピーターは出資者として会社の経営にも関与しているらしいんですが、やっぱりただ者じゃあありませんね。ロック界ではダントツに飛びぬけておつむがイイ気がする・・・。せいぜい、お金儲けして下さい。。。

サイモン・シンの最新作「代替医療のトリック」読みましたけど・・・。

2010 年 4 月 24 日 コメントはありません

simon-singh-trick-or-treatment

フェルマーの最終定理」や「宇宙創成」など一連のサイエンスもので抜群の切れ味を見せてくれたサイモン・シン

彼の最新作は、通常の正規の医療ではない「代替医療」、例えば、鍼治療とかカイロプラクティックハーブ療法といった、非常に普及しているけれどもよく実態のわからない医療分野にメスを入れたものです。

で、正直、今回はイマイチでした。。。

まず、そういった様々な医療行為の抱える問題点やまやかしなど、目から鱗といった感じで一刀両断にされて行くのですが、結論はみな同じ、しかも冒頭からそれが丸見えということで、読書のスリルという意味ではややイマイチなんです。

サイモン・シンの他の著作、例えば「宇宙創成」では、「ビッグ・バン」という誰でも耳にしたことのある宇宙の原理を題材にしながら、その歴史を丁寧にたどりつつ、対立する学派の人間模様などを具体的なエピソードとともに生き生きと描き出します。難しい科学のテーマを、そういった素養のない素人にもとても分かりやすく、知的で手に汗にぎる一級のドラマ、一級のエンタテインメントに仕立て上げてくれるところに彼の本領があるんだと思います。

今回の「代替医療」も、一つ一つのテーマを丁寧に掘り下げるという点では評価でき、例えば鍼治療のように「効き目はあるんだろう」と思い込んでいた医療行為の実態がまざまざと浮き彫りになって行きます。ただ、やや説明調が目につくのと、色々な医療を次から次に採り上げるので、なんとなく「医療百科事典」のような参考書にしか思えないようなところが残念です。知識としては大変ためになるのですが、エンタテインメントとしてはどうかということです。

そういう意味では、冒頭部分のビタミンCと壊血病の関係や、大昔に広く行われていた「瀉血療法(血を抜いてしまう医療)」の驚くべきエピソードなど、歴史的事実をひもとくところに、サイモン・シン本来の筆力が生かされているのが興味深いです。誰もが知ってるナイチンゲールの秘話も、とても面白かったです。

彼にとっては初の共著(エツァート・エルンストという大学の先生)ということもあって、本来の個性がちょっと薄まってしまったのかなという気もします。

とにかく、代替医療という分野そのものに関心をお持ちの方には必読の書だと思いますが、でんど〜のように、優れたサイエンス系の書物がもたらしてくれる知的興奮というのを求める方々には、今回はあまりお勧めできません。


→それでも読んでみようかという方はこちらからどうぞ

ジェイムス・テイラーの紙ジャケ・リマスター。残念な出来映えです。

2010 年 4 月 23 日 コメントはありません

james-taylor-mud-slide-slim1「2010年最新デジタル・リマスター音源」と称して、1971年の「マッド・スライド・スリム」など、ジェイムス・テイラーの初期6作品が販売されました。

まさに日本人による日本人だけのための紙ジャケ・リマスター。恐れていたとおり、残念な出来映えであります。

リー・ハーシュバーグによる97年リマスター(当時、「フォー・エバー・ヤング・シリーズ」として発売)と比べれば明らかです。10年以上前のリマスターに完全に負けています。違いはあまりにも明らか。すぐ分かります。

ヴォーカルの豊かさ、ギターを初めとするアコースティック楽器のみずみずしさなどが聴き分けのポイントです。今回の日本盤は、声がやせてしまっていますし、イコライザーで高音を上げ過ぎたため、必要以上にヒスノイズが多くなっています。ステレオ定位的にも狭くなったような印象で、曲によっては「モノラルか?」と思わせるようなものまであります。

彼のCDを買い直すのは3回目ですが、こういうことがあるからチェックが欠かせません。

本当に残念です。ジェイムス・テイラーの歴史的名盤たちなのに・・・。

解説の一番後ろに、「2010 Remastered by Isao Kikuchi」と小さく書いてあります。誰だ、この日本人は?ワーナー・ジャパンの社員ですか?

日本だけで販売することを条件に、日本側でリマスターが実行されたのでしょうが、アーティスト本人や当時のプロデューサーらのリマスター音質への承認などは省かれているはずです(あったら、書くに決まっているので)。アナログ・マスター・テープ自体もオリジナル・マスターではなく、当時、日本でのCD販売を前提に送られて来たマスター・テープ(すなわちコピー)を、倉庫から出して来て使ったものと推測されます。

リマスター本来のあるべき姿勢については、これまでビートルズのリマスターなどで何度も書いてきました。

とにかく売らんかなで、「最新リマスター」をうたうのはやめて欲しいです。ワインの「ボジョレ・ヌーボー」のように、日本人は新しいものをありがたがる傾向があります。すでに良いリマスター盤が出ているのなら、何度も新しいバージョンを出す必要はないんです。SHM-CDというのも意味ないです。CD市場の売り上げ減少を、業界を上げて何とかしようと無理に悪あがきするのはやめにしませんか?

なお、紙ジャケットの質自体はいつもながら素晴らしいです。これこそ日本の伝統工芸のなせる技。日本人にしかできません。。。

ということで、本当は、愛するジェイムス・テイラーの音楽についてまとめて書きたかったのですが、またリマスター論議になってしまいました・・・。


→それでも聴いてみようかという方はこちらから:マッド・スライド・スリム

ジェフ・ベックさまの新作「エモーション・アンド・コモーション」聴きました。

2010 年 4 月 16 日 コメントはありません

jeff-beck-emotion-and-commotion予告編から待つこと2ヶ月。ジェフ・ベックさまの新作が、ようやく届きました。

65歳にしてますます絶好調。7年ぶりの新作にも大きな期待が集まりますが、ちょっと「???」な反応も多いですね。

確かに、ひたすら元気にギターを弾き倒してくれると予想してたんですけど・・・。

まずは夭逝が惜しまれるジェフ・バックリーの「賛美歌」で、静かに格調高く幕開け。そして、えっ「オーバー・ザ・レインボー」?う~ん。さらにジョス・ストーンのヴォーカルねえ。で、プッチーニのオペラと来たもんだ。ストリングスはきれいだけど・・・。なんだか、全体的に妙にお行儀が良くって、ちょっと散漫な感じがするぞ・・・。

結局、ジェフ・ベックさまというのは、イメージ以上にサービス精神が豊富なんではないかと。ぶっきらぼうで人間嫌いに見えますが、特に最近のDVDなどを見るとそう思います。意外に礼儀正しく愛想がイイ。

そう言えば昔から、たまに思いついたように「サービス精神旺盛」な作品を出してます。例えば、1985年の「フラッシュ」。久々にロッド・スチュワートを招いたヴォーカルもの。さらに大昔には、なぜか「恋は水色」ってのもあった・・・。

問題は、そういう「サービス系」の作品に評判のイイものが少なく、もっとぶっきらぼうな作品、例えば1980年の「ゼア・アンド・バック」とかのインスト丸出しのフージョン・ロック系の方が、ずっと受けがイイことです。

結局、ベックさまには悪いけど、周囲に気を使ったプロデュース色の濃いのは、あんまり得意じゃないんだと思います。今回、あのトレバー・ホーンをエグゼクティブ・プロデューサーに招いているのでも気合いが入っているのが分かりますが、ホーンは超優秀ですけれど、アーティストの個性に関係なく自分色に染めてしまうプロデューサーとして有名なんです。ジェフ・ベックに合うわけないですよね。

もっとベックさまの本能のおもむくままに、例えば、タル譲カリウタさんとビンビンに暴れてもらった方が良かったんじゃないかなー?

ひょっとしてベックさまは、最近の絶好調の流れに乗って、ここで一発一般受けのする作品を出して、遅ればせながら一気にスターダムの上の方を狙ったりしたのかな?そう言えば、最近のローリング・ストーンのインタヴューでも、エリック・クラプトンの売れ方に嫉妬してるような雰囲気もあったし・・・。そっ、そうなの???



ああ、これもベックさま!


ジェフ・ベックの新作CD「エモーション・アンド・コモーション」はこちらから

→iTune はこちらです ジェフ・ベック - エモーション・アンド・コモーション

パット・メセニーの「オーケストリオン」ライブ観ました。。。

2010 年 4 月 13 日 コメントはありません

pat-metheny-orchestrion-216月に来日コンサートも決まったパット・メセニー。一足お先に、ここアメリカで観てきました。

物議をかもしている(?)最新作「オーケストリオン」を引っさげてのソロ・コンサートです。

アルバムについてはすでに、相当厳しくコメントしました(→こちら)。まあ、ひとことで言って、「パットよ、一体何を考えておるんじゃ?」ということです。


まずはオープニング。

生ギターのソロでさりげなく数曲、いつものパット節を聴かせてくれたと思ったら、突然、もう一枚幕が上がります。すると、あらあら。。。よくもまあ並べた並べた。太鼓。鉄琴、ギター、ベース、鈴、シンバル、トライアングル、ボンゴ・・・。たくさんの生楽器が、パイプで組んだ枠にひもでくくられたり、ぶら下げられたりしています。

白く濁った液体の入ったガラス瓶が、木の箱の中に並んだのもあります。

一体なんだ??

これらが「一斉の声!」で、パットと一緒に演奏を始めるんです。ガチャガチャ、なんだか動いてます。電気もついたり消えたりします。何がどうなっているのか良く分かりません。非常に複雑な曲を、いささかの乱れもなく、この楽器たちは次々に自動演奏して行くのです。そして、それらをスイッチであやつりながら、ギターを弾き倒しているパット・メセニー。


ほとんど「チンドン屋」状態です。。。


曲間のMCで、何でこんなことをやることになったのか説明してくれます。「お爺さんの持っていた昔の自動ピアノが忘れられなかった」ということなんですが、どうも良く分かりません。パットも、「結局皆さんも、最後まで何のこっちゃという気持ちだと思います」なんて、なんだか歯切れ悪いです。

ビデオでの説明は、こちらです:

それなりに仕組みは分かってきました。要するに、これはギターからMIDI信号のような電気的信号を発信し、磁石を使って動かすケーブルやスイッチを使って実際に楽器を叩いたり、弦を弾いたりする仕掛けを作ったようなんですね。彼のスタッフをしているギター技術者のアイデアだそうです。

演奏としては多重録音で、これらを少しづつ組み合わせながら曲を作って行くということのようなんです。

で、最大の謎は、これらの楽曲をコントロールしているのは何なのか?ということなんです。どう考えても昔のロール・ピアノのように穴をあけた紙を機械に通してるとかってことじゃなく、コンピューターを使ってるに決まっていると思います。でなければ、こんなに長くて複雑な曲が合奏できるはずがありません。

となると、やっぱり、なんだかちょっと????です。

全体的に「エコ」な感じのコンセプトなんですが、結局コンピューター使ってるの??アウト・プットのところだけ機械仕掛けを通してるの??それって・・・???

さて、肝心の演奏ですが、確かに、全部機械仕掛けにしてはすごいです。一糸乱れず演ります。ただ、曲自体は今までのパット・メセニーのまんま・・・。曲調といい、雰囲気といい。この仕掛けでなければできないようなユニークな面とか必然性とかっていうのは、かけらも感じられません。以前にも書きましたが、「パット・メセニーがいつもやっているような音楽を、わざわざ難しいやり方で苦労して再現している」だけのように思えてなりません。しかも、結局機械なので、実際の人間によるバンド演奏と比べると、ニュアンスに欠け、豊かな感じに乏しいんです。

これって、一体何だろう???

やっぱり、パットのただの自己満足か??


ちなみに、観客には大受けでありました。難しいことに真っ正面から挑戦しているチャレンジ精神を、アメリカの聴衆は高く評価するのでしょうか?いつまでも少年のような冒険心を失わないパット・メセニーを愛するのですね、きっと。。

でんど〜は、ミュージシャンたるもの「出て来る音」そのもので勝負して欲しい。その「過程」や「方法論」には関心ありません。どんなに熱心に難しいことをやっても、アウトプットとしての音楽が成立していなければ、意味はない。そういう風に思います。愛するパットに、ちょっと厳しすぎるでしょうか?

ということで、謎はますます深まるばかりの、パット・メセニーの最新作とコンサートでありました。

ポール・マッカートニーの2010年最新ライヴ見ました。

2010 年 4 月 4 日 コメントはありません

paul-mccartney1実はポール・マッカートニーの生ライブは一度も見たことなかったんです。

で、今回、ふと思うところあり行ってきました。

ジョンジョージも死んじゃったし、ひょっとするとこのまま「生ビートル」を一人も一度も見れないというのはまずいんじゃないか?というのがそもそもです。

ビートルズ時代のポールは、もちろん「圧倒的存在」(日本の評論家は、ジョン・レノンを過度に高く評価する傾向があり大いに不満です)。ただ、ウイングス以降のポールは今ひとつ。ジョンとのいい意味での緊張感がなくなったせいで、単にシンプルで親しみやすいポップの王道になってしまったような。でんど〜にとって、ポールは、あの傑作「ラム」でだいたい終わってしまったんです・・・。

でも、最近のポールのコンサートで、ビートルズの曲を「惜しみなく」披露しまくっているというのは知っていました。アンコールに、あのアビイ・ロードのメドレーをやってると?なに?ふ〜ん。。。

といった感じで、それほど大きな期待もなく消化試合的に行って来たんです。

どころが、これが。

これが。。。

むちゃくちゃ、すばらしかった。。。。。。!



あまりにもすばらしくて、不覚にも涙ぐんでしまったでんど〜・・・。

とにかく、まず、67歳のポール・マッカートニーの現役ぶりに唖然です。見た目だってまだまだ若い。立ち姿もぜんぜんカッコイイ。

声も出る出る。シャウトしまくる。キー下げなくても、楽勝でハイ・トーン出す(ロバート・プラントよ反省しろ!)。しかも、冗談を飛ばしながら、とっても楽しそうに軽々とこなして行く。アンコールもたっぷり、2時間半のフル・ステージ。


いったい、どうなっとるんじゃ?


あらためて、ポール・マッカートニーにとって、バンドでコンサートするということが、いかに大事なのか分かります。

功成り名を遂げ、アーティストとしての人生を極め尽くした「老人」が、なぜ老体にむち打って過酷なツアーに出なければいけないのか?それは結局、お客さんに喜んでもらって、盛り上がると楽しいってことなんですね。人前で演ってこそのロックなんだと。

「ジョンとジョージとリンゴと、4人で一緒に作った音楽。彼らの分も一生懸命、死ぬまで演って、世界中のファンに喜んでもらおうじゃないの」と、ポールのストレートな気持ちが飛び込んで来ます。

ビートルズ・ナンバーを20曲近く、次から次にくり出すセットリスト(*下記)の強力さは言うまでもありません。ここのところ不動のサポート・メンバーの「再現力」も申し分なし。ジョンとの想い出を語って「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。ジョージにもらったウクレレで「サムシング」。

ソロ時代の代表作も負けていません。お約束の「007 死ぬのは奴らだ」の打ち上げ花火も、当日のハイライト。スタジアムを埋め尽くす大人から子供まで幅広いオーディエンスは、心からそんな「ロック・ショー」を楽しんでいました。

(全体的なライヴの構成は、2005年ツアーの前後とそれほど変わりません。
→ポール・マッカートニーの最新ライブDVDは、こちらから


以上、ポールのコアなファンの方々すると、「なにを今さら感心しておるんじゃ」と叱られるのは間違いないですが、本当にポール・マッカートニーという偉大な存在にあらためて感動し、同じ時代に生きることができた幸せを、しみじみと噛みしめています。

今や人間国宝としか言いようのないポール。ありがとう。そして、いつまでも元気で。


img_0287*セット・リスト
“Venus and Mars/Rock Show”
“Jet”
“All My Loving”
“Letting Go”
“Drive My Car”
“Highway”
“Let Me Roll It”
“The Long and Winding Road”
“Nineteen Hundred and Eighty-Five”
“Let ‘Em In”
“My Love”
“I’ve Just Seen a Face”
“Blackbird”
“Here Today”
“Dance Tonight”
“Mrs Vandebilt”
“Eleanor Rigby”
“Something”
“Sing the Changes”
“Band on the Run”
“Ob-La-Di, Ob-La-Da”
“Back in the U.S.S.R.”
“I’ve Got a Feeling”
“Paperback Writer”
“A Day in the Life”/”Give Peace a Chance”
“Let It Be”
“Live and Let Die”
“Hey Jude”

アンコール 1
“Day Tripper”
“Lady Madonna”
“Get Back”

アンコール2
“Yesterday”
“Helter Skelter”
“Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band”/”The End” メドレー

アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)発掘CD

2010 年 4 月 3 日 コメント 2 件

allan-holdsworth-propensityアラン・ホールズワースの昔の作品が発掘されています。

今度は「Propensity」というアルバムですが、1978年、ベーシストのダニー・トンプソンというヒトとジョン・スティーヴンスというドラマーとのトリオで演奏したもの。

2008年に発掘された3枚のアルバム(「Conversation Piece」「Re-Touch」「Touching On」)と、だいたい同じ時期、同じようなメンバーによるもので、要するにその頃、みんなでセッションしてたテープが残っていたんでしょう。ホールズワースのマニア向けに、無理やり探し出してきたってのが実態じゃないでしょうか。

内容は、いわゆる「フリー・ジャズ」というやつで、とりとめもなく即興が続く感じ。10分以上の曲が2曲入っています。

ホールズワースのプレイは、一曲で12弦アコースティック・ギターを弾いているのがやや珍しいですが、あとはジャズ・ギター的に弾き飛ばしているだけで、別にどうということはありません。

ということで、でんど〜のようなアラン・ホールズワース・フリークは、何も考えず買うしかないのですが、よっぽどファンでない限り、お求めになる必要はありません

→それでも聴いてみようかという方は、こちらからどうぞ