ひとり身の暇つぶしに取り組んでる「世界名作」の旅。今さらなんですが、「必読」といわれてる小説あたりから順番に読んでます・・・。
で、ドン・キホーテ。そうです、セルバンテスの。安売り王ではありません。
岩波文庫、前編・後編、計6冊。。。
長かったわー、これ。去年から何ヶ月かかったかしら・・・。「白鯨」も難儀したけど・・・。
不朽の名作とはいえ、小説の起源とも言われる16世紀の産物。シェークスピアと同年代というと意外な感じもします。
ただ、やっと読み終えての感慨は、これを「当時」書いたセルバンテスの天才性への驚きです。
ドン・キホーテというと誰にもイメージがあります。風車に突っ込んでいく老いた騎士。「ラ・マンチャ」の男。向こうみずで無鉄砲な人柄のたとえに、今でも使われます。
ただ、この小説世界の内側は、そういう表面のイメージと相当異なっていました。
ドン・キホーテの「狂気」と、それにどこまでも付き合う家来の「サンチョ・パンザ」。この二人が、スペインの田舎をダラダラと歩き回り、「冒険」とも呼べないような「変」なできごとに自ら巻き込まれ、いつもひどい目にあいながら、何のカタルシスもなく淡々と進んでいく。
この、たとえようもない「???」な感じは、物語の特に前半を覆っています。「一体、何をやっておるんじゃ、こいつらは?」ということです。「作者は何を言いたいの?」と。
それでも、延々と続く二人の「アホ」なやり取りに、妙に惹かれていく。あまりに馬鹿馬鹿しいので、「クスッ」と笑ったりし始める。
さらに、後半に入るとガラッと趣が変わり、物語の中に物語が構築されているというか、登場人物が小説の中と外で、客観的に進行を捉えるといった、かなり複雑な構造に突入して行きます。しかも、何とも言えず「冷徹」というか、クールな目でドン・キホーテの「狂気」及びその周りのできごとを捉える作者の一貫したまなざしがあるんです。
これはものすごいかもしれない、と思いつつ、何とも穏やかな終幕を迎える。
「あらゆるフィクションは『ドン・キホーテ』のテーマのバリエーションである」という評価もあるようで、やはり、一度読んでおいて損はない大小説なんでしょうね。
さ、次はいよいよ「失われた時を求めて」。全10巻だ!ふー。
(ちなみに、去年から読んだのは、「戦争と平和」「罪と罰」「ロリータ」「オイデプス王」「アンティゴネ」。なんか、ちょっと恥ずかしい・・・。)
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最近の注目作。アナ・マリア・ヨペックとパット・メセニーの共演盤「Upojenie」をご紹介します。
アナ・マリア(Anna Maria Jopek)というのは全く知りませんでしたが、1970年ポーランド生まれの女性歌手で、本国では既に10枚以上のアルバムを出し、数々の賞に輝く大スターのようです。
写真のように、とっても美形!
ジャズ寄りの雰囲気が持ち味で、もともとパット・メセニーの大ファンだったよう。彼がポーランドをツアーした際、思い切って共演を持ちかけ実現したのが本作で、当初発表は2002年。歌詞もほとんど自国語で、販売もポーランドのみでしたが、2008年、パットのレーベルNonesuchから全米販売となりました。
パット・メセニーは、共同プロデュースを担当し、全17曲で演奏。エレクトリック・ギターに加え、得意のギター・シンセサイザーから各種生ギターまで、本格的に演奏しまくってます。
一方、アマ・マリアも、パットの旧作5曲を採り上げ、歌詞をつけ歌うなど、彼への敬意を思いっきり表明。バックはポーランドのジャズ界ミュージシャンと思われますが、その水準も非常に高いものがあります。
全体的には、ダークと言ってもいいような影が感じられる独特な世界ですが、アナ・マリアのヴォーカルは、何とも言えないクールさの中に、「秘めた情熱」のようなものが垣間見られ、クセになりそうな魅力に満ちています。
パットとの相性はパーフェクトと言って良く、2008年の大収穫と言ってしまおうと思います。
まあ、我らがパットさんも、この美貌に思わず張り切ってしまったのかもしれませんが、コレ一回と言わず、またぜひ共演して欲しいもんです。
また、アナ・マリアについては、これからか過去の作品も含め、本格的に追っ掛けてみようかなとも思っています。
⇒ 聴いてみようかな、という方はアマゾンでどうぞ!
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最近、あらためてイイと思っているのが、Sealです。
颯爽とデビューしたのは91年。本当にシビレました。
とにかく、典型的な黒人音楽の感じがゼンゼンしないと言うか、何ちゅ~か、未来都市のイメージと言うか、孤独な肌触りで、洗練されてむちゃくちゃクールと言うか・・・。
で、しばらくまじめに追っ掛けてなかったんですけど、「ライヴ・イン・パリ」というDVDをレンタルしたところ、これが、あまりにもカッコいい!!ダークスーツに長身のシール。ギミックなしに、ひたすらクールに歌い上げる。その歌唱力!少人数のバック・バンドも猛烈にタイト!
スーパー・モデルのハイディ・クルムが一目ぼれしたのもうなづけます。
シールは、ナイジェリア人の父とブラジル人の母の間にロンドンで誕生。一時はホームレスだったというから、きっと苦労したんだ。子供のころの病気で、顔中に傷があるのも強烈な個性。並じゃない人生が、その音楽にも反映しています。
そして、出会ったのがトレバー・ホーン。彼の鉄壁のプロデュースで、一気に花開いたんです(殿堂もご覧下さい)。
そういう意味では、デヴィッド・フォスターにプロデュースさせた最新作「ソウル」は、精彩を欠いています。やっぱ、トレバーとのコンビでないと駄目なんですよ。宿命です。
⇒シールの全貌を知るにはこのベスト盤。アマゾンで!
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オバマさん、なんか元気ありません。
ここへ来て・・・。
エネルギー使い切っちゃったのかしら。
そりゃ疲れてるだろ~けど・・・。
それとも、あんまり宿題多すぎて、やっぱメゲてるのかな???
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最大の誤算は、サブプライム問題を過小評価したことです・・・。
2008年初め頃から当然に話題になっていたけど、「やけに日本で騒いでて、何でもサブプライムのせいにするな」って感じがすごくありました。「失政をアメリカのせいにして」なんて、ずっと思ってたんです。ってことは、アメリカ側の深刻さが、見たところあまり目立たなかったってことだと思います。
という中で、のんびりしてたら、あっという間に暴落。米国株の投資信託は海の藻屑と化したのでした!!!(といってもたいした元本じゃないので、知れてますが・・・)。
その後は、ナンピン買いで無駄な抵抗を試みるも、かえって損失拡大。バブル崩壊のときは簡単に底打ちしないって、日本のときに骨身にしみてるじゃないの!何やってんだろねー!
最終的にはドル安もあり、円換算後は目を覆うばかりの有様。とにかく、どうしようもありません。たっぷり勉強しました(但し、日本株投資ファンドの下落率は円ベースで4割近くって、米株よりさらに悪いんですよね。よりパフォーマンスの悪い日本経済ってことが、実はもっとも深刻なんでしょうか・・・)。
久かたぶりに、サイトの改訂作業に取り掛かりました。全くの気まぐれではありますが、とにかく、3年近く放っておいたので、少しはオーバーホールしないと・・・。
デザインなども見直し中ですが、作業はけっこう大変なので、お披露目はいつのことになりますか・・・。
ランキング等も、徐々に勝手に見直していきます。さらに独断と偏見で(と、早速、「殿堂入り作品」を変えてしまった。人生、いろいろ振返りたくなる今日この頃なんです・・・)。
是非、おりおりご覧下さい。
音楽の殿堂
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DNAの二重らせんを解明し、ノーベル賞を受賞したジェームス・ワトソンの「DNA すべてはここから始まった」を読んだ。
2003年のベストセラーを、何を今さらという感じだが、日本に戻ったとき何気なく買ってたモノ。ようやく手に取ったら、あまりの面白さに引きづられ一気、といったところである。
ライターがいるので、厳密にはワトソン博士のみの著作物とはいえないし、全体的には、不自然なほど広範にDNAに関する領域を網羅している。まるで、「ガイドブック」みたい。でも、だからこそ、DNA解析の秘話から、当時の人道的観点の論争、ヒトゲノム解明から遺伝病の課題まで、実に総合的に書かれており、これ一冊読めば、DNAにかかわる一通りの知識が身に付くのがすごい。現時点でも、充分通用する基本テキストでしょう。
今は常識だけど、ヒトの遺伝子構造とほかの生物のそれは驚くほど似通っており、「生命とは、つまるところ、膨大な化学反応の体系にほかならない」という究極の真理にいたる論説は、あらためてスリリング。
チンパンジーから見ると、進化的にはヒトの方がゴリラよりも近いといったような部分。また、人種の系統をDNA的にたどって行くと、みなアフリカにたどり着き、白人も黒人も黄色人種も、根っこは皆一緒というのも、やはりパワフル。
一方、遺伝病の原因解明が進んでも、その治療自体には大きな困難が伴うという現実も理解。
ということで、本書以降のDNAにかかわる自然科学の最前線の状況をあわててフォローしなくちゃと、取ってつけたように色々バタバタ始めた。「Scientific American」という、アメリカの大衆科学誌と「日経サイエンス」の定期購読をまず開始。本当は「Science」か「Nature」にしたかったんだけど、ちと高いのと、専門的すぎるのは目に見えてるので、まずはこの辺から。
ワトソンは、その経緯から、まさに筋金入りの「無神論者」を自認しているが、最後の章で、「宗教的な人たちはあまりにもしばしば無神論者には道徳のかけらもないと決めつける」と述べているところは心に響く。でも、「道徳律の必要性を感じない人たちは、生まれつきの道徳的直感を頼みにしているのだろう」という結論はやや不満。「科学への挑戦の行き着く先に、動かしがたい客観的真実が必ずある」と結んでほしかったし、きっと本音ベースではそう思っているに違いない。
とにかく、生命の神秘にはまだまだあまりにも未解明の領域が多すぎるのは確かである。
このDNAの「化学反応」だって、一連のプロセスであることは分かるとして、一体、なぜどうやって、このプログラムが書かれ、最初のスイッチが押されたのか、というところは、到底解明できそうに思われない。ひたすら途方に暮れる。
ただ、それが、この分野の最高にエキサイティングなところでもあるんだ!

先週だけど、AC/DCのライブ観ました。
とにかく
えがったあ!
そりゃ歳食ってましたよ。アンガスは完全に禿げ上がってるし(ずっと学帽かぶっててほしかった・・・)。お兄ちゃんのマルコムは、今にもひっくり返りそうだし。
でも、AC/DCはAC/DCです!
スローな曲は一曲だけ(アンガスのストリップ)。あとは、とにかく、ただひたすらロックンロールで飛ばすだけ。何の仕掛けもない。ただ、汗まみれになって、演りたおすのみ!
特筆すべきはブライアン・ジョンソン。一説では、だいぶ前に声が出なくなったってことだったけど、なんのなんの。しっかりだみ声出とりました。
会場は興奮のるつぼ。せり上がるセンター・ステージで、アンガスがひっくり返って暴れ回るのが演出と言えば演出。それと、最後の「サリュート」の大砲!ぶっぱなす、ぶっぱなす。圧巻!
生涯ベスト・スリーに入るライヴだったと断言しよう!
しかし、このパワフルなステージをほぼ一日おきに、一年ぐらい続けるんですよね。彼ら、皆、50歳後半だろう?いくら大金もらえるか知らないけど、壮絶です。あきれます・・・。
ということで、AC/DCに全然関心なかったカミさんも、大満足で帰ってきた夜でした。
「は〜いうぇー・とぅ・へ〜る!」
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