ヒッチコックの泥棒成金

2009 年 8 月 23 日 コメントはありません

e6b3a5e6a392e68890e98791 ヒッチコック作品を総ざらい中です。グレース・ケリーの全盛期をとらえたこの一品。また格別なものがあります。

南フランスを舞台にしたゴージャスでカラフルな設定。カラー映画の初期の色彩感覚は、ちょっと濃くって「総天然色」ですが、とにかく美しい。避暑地の風景、ヘリコプターから映す海岸線、仮想パーティーに花火大会。映画が持つ魅力をふんだんに盛り込んだ、ヒッチコックの旺盛なサービス精神。まるで、サスペンスの要素はおまけのよう。それでも華麗に成立しています。

そしてグレース・ケリー。「裏窓」ももちろん素敵ですけれど、お姫さまっチックでちょっと小悪魔的な本作も、完璧です。気品あふれる演技は、正にロイヤル。思いのほか大胆な愛情表現など、なんだかドキドキしてしまいます。

わたし的には、ヒッチコックのトップ3は「めまい」「」「サイコ」ということで不変なのですが、脂の乗り切った巨匠の作品は、どれも素晴らしすぎて、何度でもじっくり味わっていきたいと思います。

「泥棒成金」のDVDはこちらから。

片腕マシンガール 〜ジャパニーズ・カルト映画のブーム

2009 年 8 月 22 日 コメントはありません

kataude なぜかアメリカで、「ジャパニーズ・カルト・ムービー」がブームになってるんですね。「ナンセンス・スプラッターもの」といった映画が大人気で、専門の雑誌まで出てます。これは、知りませんでした。

で、遅ればせながら、「The Machine Girl(邦題:「片腕マシンガール」)」というDVDをレンタルしてみました。タイトルを聴いただけで笑っちゃいます。2007年の作品です。

いや〜、これにはびっくりしました。

はい、正に皆さんの予想どおり、女の子の片腕が、いろいろな事情で機関銃になっとります。それで、復讐。撃ちまくるという。。。ロバート.ロドリゲスの「プラネット・テラー」では足が機関銃だったわけですが・・・。似てるもなにも・・・。

とにかく、そのグロいことグロいこと・・・。言葉を失います・・・。

飛び散る血潮。吹っ飛ぶ頭部。で、え?天ぷら?寿司?ベタな日本文化です・・・。しかも、全体をおおう「だらっとしたナンセンス感」。完全に脱力します・・・。思わず笑っちゃう。

ただ、最後まで、あっけにとられたまま見てしまったわたし。。

あれれ、これは一体なんだ???

これがまたタマゲタことに、評価が高いんです。かのRotten Tomato堂々の63%!。立派な完熟トマトです。

コメントを見てみましょう:

「ジャパニーズ・カルトの傑作。ハートがこもっているので(?)、全ての欠点を補っている」

「ジャンクなものへのあくなき渇望に、こころからエンタテインされた」

「スマートでファニー」

絶賛のうず潮であります。

不思議なのは、日本ではこの作品がまともに公開された形跡がないこと。アメリカでの評判を受けて、限られた映画館で上映したようですし、マアマゾンでDVDも販売してますので、一応知る人は知ってるんでしょうが。。。一般的にはどうなんでしょう?なんで、アメリカ発の逆上陸なんだろう・・・?

井口昇監督は、この分野では大御所のようで、近く新作の「ロボ・ゲイシャ」というのも出すらしい。 そのほかの監督も、「お姉チャンバラ」、「東京残酷警察 (Tokyo Gore Police)」とか、続々出しています。タイトルだけで、中身が想像できます。

要するに、アメリカ向けに、はっきりとこういう市場分野が開拓されたんですね。これは、「マンガ」に続く、日本の「文化輸出」として、完全に定着したということなんでしょうか。

何だか分からないけど、たくましいぞニッポン!

District 9(第9地区) 見ました!

2009 年 8 月 17 日 コメント 2 件

1736_district92話題のSF映画、観てきました。オープニングの興行収入は40億円に迫る勢いで、堂々の1位。メディアの評価も絶賛に近く、「RottenTomato」は89%です。

例えば:

「この映画の、思いやりの心、人類愛といったメッセージは、種を超えている」

「反ハリウッドの精神と、娯楽大作映画の要素の見事な融合」

「SF映画としての画期的なビジョンに加え、驚異的な細部へのつくり込み」

プロデューサーは「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。

ひとことで言って、ドキュメンタリー・タッチを強調した異星人接触モノですが、異様にリアルな映像は、時として顔を背けたくなるほど。甘さのかけらもありません。ものすごい緊迫感で、最後までシリアスに迫ります。女性や子供には刺激が強すぎます。

ニール・ブロムカンプ監督は、本格作品はこれが初めて。有名な俳優も出ないので低予算(30億円)で完成。最初の数日で、資金回収しちゃったわけです。

ただし、特撮などに全く手抜きは感じられません。特に、南アフリカを舞台にした「異星人キャンプ」の描写や、巨大なマザーシップの質感など、とにかく「以前からここにあって、地球人と20年関わってきました」という設定が、ごく自然に感じられるほど、つくり込まれている印象です。

今年のマイ・ベスト、早くも決まりか?!

日本での公開予定は不明ですが、なんとしても実現して欲しいですね。

CDたくさん買っちゃいました・・・。

2009 年 8 月 15 日 コメントはありません

miles日本から、ちょっとまとめて買っちゃいました。やっぱり、紙ジャケ、リマスターと聞くと、どうしても胸騒ぎ・・・。こちらでもリマスター追っ掛けてるけど、やはり日本の徹底ぶりに軍配が上がります・・・。但し、例のSHM-CDとか、ブルー・スペックとかっていう「高品質CD」には、納得できません。なんせ、聞いて違いが全然分からないんだもん・・・。アメリカでも全く無視されてます(そのへんは、またあらためて)。

さて、何を買ったかというと:

U.K.「憂国の騎士」「デンジャー・マネー」「ナイト・アフター・ナイト」
これは既に書いたとおり、エディ・ジョブソンのリマスターで必買。¥3,300に涙のんでたら、なんとアメリカで半額以下で出ちゃいました。紙ジャケじゃないけど、だったらこれで充分だったんだー。で、リマスターですが、ちょっと結論先送りです。なんだか、本人もインタビューで言ってたけど、「サラウンド」な感じが追加されてるような。余計なことはやめて欲しいな・・・。ということで、旧マスターも手放せないことに。
なお、エディ・ジョブソンの「テーマ・オブ・シークレッツ」の紙ジャケは、もう売り切れらしい。ま、オリジナルCD持ってるからイイけど、皆さん早いですね・・・。

キャラバン「ロッキン・コンチェルト」
今回の、最大のうれしい誤算。忘れかけてた名盤に、再度出会った感じ。これは、やはり良いです。特に、デイブ・シンクレアの表題作とオープニングの一曲。あらためて、彼らの「どこか田舎っぽいけど、ポップでさわやかなプログレ」というのを見直しました。早速、ライブ盤も追加注文。ちょっと、しばらくはまりそう・・・。

ゴドレイ&クレイム「ギズモ・ファンタジア」
リマスター持ってたので、ずっと迷ってたんですけど、やっぱり「オリジナル3枚組の箱」まで復活してるのに負けました。ロル・クレームの才人ぶりに加え、今回改めて、ケヴィン・ゴドレイのヴォーカルの素晴らしさに感動。ホントに美しい声してるんだわ・・・。これで、全部リマスターそろえたけど、また彼らの新作なんて聞いてみたいな。

カーヴド・エア「エア・カット」
2004年に出た紙ジャケですけど、ずばり目的はエディ・ジョブソンのメタモルフォシス。聞いたことありませんでした。で、まさに彼らしい初々しいプログレ大作です。

ケニー・ロギンス「ハイ・アドヴェンチャー」
なぜか彼のリマスターにはろくなのがありませんでした。で、突然、初期の3種類だけ紙ジャケ発売。ほんとは、「セレブレイト・ミー・ホーム」と「ナイト・ウォッチ」こそ出して欲しかったんだけど・・・。とにかく音は改善しています。

キング.クリムゾン「レッド」
これは、もう何枚持ってるんだろう・・・。ほんとに全国のクリムゾン・ファンの皆さんは、次から次に出るクリムゾンのリマスターにお財布をからにしていることと思いますが、やっぱり買っちゃいますよね。HQCDだって。全く、違いは分かりません。

アート・オブ・ノイズ「誰がアート・オブ・ノイズを・・・」
「ダフト」を持ってるので、特に買う必要ないんですが、やっぱりけじめで買っちゃいました。彼らの記念すべきデヴュー。今聞くと古くさいですが、とにかくおしゃれで知的で魅力的・・・。

エマーソン・レイク&パーマー「タルカス」
これも何枚目か分かりませんが、なぜか「タルカス」だけ紙ジャケ持ってなかったので、棚に並べた時不揃いなのが気になって、買ってしまいました(笑)。これもSHM-CD。知らん、そんなもんは!

ビリー・ジョエル「ニューヨーク52番街」
すごいファンというわけでもないんですが、このアルバムは好きです。ジャズの香りが効いてます。中でも「恋の切れ味(スティレット)」。指パッチンが決まるとゾクゾク。で、「ストレンジャー」の30周年デラックス版も買っちゃいました。。。。

マイルス・デイヴィス「TuTu」
TuTuのリマスター出てたんですね。当然、買わないと。かなり音質改善してます。マイルス晩年の最高傑作。マーカス・ミラーの天才ぶりで、師匠にご恩返し。ど迫力のジャケットは日本人写真家。

チックコリア「マイ・スパニッシュ・ハート」「妖精」「クリスタル・サイレンス」「リターン・トゥ・フォーエバー」
チック・コリアはけっこうリマスター作業がちゃんとしてない気がします。「妖精」なんて、93年のVerve版。結局コレしかないんで、買いました(と思ったら持ってました・・・。良くやっちゃうんです、同じの何度も買っちゃうの。とほほ・・・)。「リターン・トゥ・フォーエバー」は、リマスターじゃないと思われますが、これまた、しょうがないんでSHM-CDを一応買っておきました。ECMはホントにリマスターしないんで困ります。

バンコ「ファースト」
これが今回の最大のガッカリです。イタリアのプログレと言えば、とにかくPFMで、それ以外は、ニュートロルスにせよ、アレアにせよ全然評価できないで来ました。で、「バンコ」は漏れてたっていうか、あのおっさんのジャケで毛嫌いしてたんですが、あらためて書評とかで絶賛されてるようなので買いました。で、これのどこが良いのですか????とにかく、音楽性という点ではPFMの足下にも及びません。和声が凡庸です。アレンジが陳腐です。テクニックもたいしたことありません。ファンの方すいません・・・。
イタリアには、PFMの前にプログレなく、PFMのあとにプログレなし!

山下達郎「ジョイ」「イッツ・ア・ポッピン・タイム」
これも、意外とガッカリでした。リマスターで音質は改善してるんですが、改めて聞くと、達郎の「結局のところ日本でしか通用しない、西洋音楽のコピー」ぶりが妙に鼻について、全然乗れません。日本人が英語で声掛けたりするのも、カッッコ悪いです。私は、山下達郎を心から尊敬しておりますが、彼が日本の音楽界に残すものは、結局なんなんだろうと、本人になりかわり悩んでる次第です。

以上、その他、洋盤も含め散財してしまいました。「大人買い」なんて、業界におどらされてる愚かな音楽ファンです。でも、楽しいー!!!

アート・オブ・ノイズ

2009 年 7 月 27 日 コメントはありません

art-of-noise

80〜90年代に話題を集めた「謎の音楽集団」、アート・オブ・ノイズ (The Art of Noise)。リマスター版が登場したので買いなおしたところ、ふたたびはまってしまいました。

プリンスの「Kiss」を題材に、トム・ジョーンズで大ヒットさせたのは彼らですし、ヘンリー・マンシーニの「ピーター・ガン」を、むちゃくちゃアレンジしたのも彼らです。

そのシンボルともなったのが、フェアライトCMIという、今のシンセサイザーのはしりのような機械(何百万円もしました)。オケ・ヒットと呼ばれたサンプリング・サウンドをビシバシかましまくったんです。

ところが、その「冗談音楽」のような個性がだんだん変質し、最後に行きついたのが「ドビュッシー」というのが、これまた面白い。

ドビュッシーと言えば、説明不要のフランスの大作曲家。その革新的な音響は、ジャズなどの現代音楽にもつながったという、正にクラッシック音楽界の革命児でありました。

アート・オブ・ノイズは、99年に発表した「ドビュッシーの誘惑」というアルバムで、このクラッシックの巨匠から数々の「断片」を拝借。最新鋭のドラムン・ベースに乗せたりして、徹底的な再構成を図ったんです。これは、ものすごく感動的。ぜひ一度、聞いてみて下さい。

そこでは、紅一点のアン・ダドリーのクラッシックへの造詣が全開。そういえば彼女は、映画音楽の世界で既に大御所となっていました。例えば、「クライング・ゲーム」とかフィル・コリンズ主演の「バスター」。「フルモンティ」ではグラミー賞も獲得しています。

ということで、さらに彼女のサントラの世界へ。現在、アルバムを14枚買い占めたところですが、どれも、端正な中に濃厚なロマンチシズムがあふれる傑作ばかりです。

そして、やっぱりトレバー・ホーン。

アート・オブ・ノイズは、彼の興したレコード会社「ZTT」の看板アーティストでした。同レーベルは、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」や「プロバガンダ」など、当時、最も洗練されたヨーロッパ音楽を発信していた集団で、クラブ系から「シール」まで、ヒットを出し続けました。

そのムーブメントの全ての背後にいたのが、才人トレバー・ホーン。さらに奥が深いんです・・・。

→ トレバー・ホーンについては「音楽の殿堂」をご覧下さい。

マイケル・ジャクソン

2009 年 7 月 20 日 コメントはありません

michael-jackson

今さらなので、特にコメントありませんが、やはりすなおに、彼の音楽的偉業を讃えたいと思います。

「スリラー」の公称販売枚数6200万枚。2位のピンク・フロイド「狂気」4200万枚を大きく引き離してぶっちぎり。おそらく、今後も破られることはないでしょう。ただ、コウベをたれるのみです。

「名盤の殿堂/スリラー」への投票はこちらから。

スティーリー・ダンの全米ツアー開始!

2009 年 6 月 17 日 コメントはありません

img_1335恒例行事になってきた感のあるスティーリー・ダンのツアーですが、早速行って来ました。

還暦を過ぎたドナルド・フェイゲンと、ウォルター・ベッカーのお二人。

以前はツアー嫌いで、「謎の」グループ的だったのに、歳とってから急に「出たがり」になったのは、一体どういうことなんだろ。ま、人生のピークも過ぎて、こだわりも何もなくなって来たんでしょう。ただ楽しもうと・・・。

なんせ、06、07、08年と本格的ツアーに出続け。今年も、6月9日のノース・カロライナ公演からスタートし、ヨーロッパをはさんで、9月までノン・ストップで頑張っちゃうというハード・スケジュール。おじいさんたち、体力的には大丈夫かね?

ツアー・メンバーは、下記のとおり。ドラムのキース・カーロックを初め、ここのところ、ほとんど固定です。

Jim Beard [キーボード]、Keith Carlock [ドラム]、Jon Herington [ギター]、Freddie Washington [ベース]、Jim Pugh [トロンボーン]、Walt Weiskopf [サックス]、Roger Rosenberg [バリトン・サックス]、Michael Leonhart [トランペット]、Marvin Stamm [トランペット]、Catherine Russell [バック・ヴォーカル]、Carolyn Leonhart-Escoffery [バック・ヴォーカル] 、Tawatha Agee [バック・ヴォーカル]、Janice Pendarvis [バック・ヴォーカル]

さて、パフォーマンスの方ですが、あたり前ですけれど、極めて洗練されておりました。磨き上げられたグルーブはどこまでも心地良く、その上を、ドナルド・フェイゲンがひたすらブルージーにかましてくれます。正に、熟練のワザ。

steelydan相方のウォルター・ベッカーも、すっかりベーシストから足を洗い、ギター専門に弾き倒してました。これまた、長年の研鑽のタマモノ。うまいです(ハードなソロはジョン・へリントンの方が上ですが)。ヴォーカルも一曲、「Daddy Don’t Live in that NY City No More」で歌わせてもらってました。

曲目は、初期から後期までバランス良く。当然に、「彩(エイジャ)」や、「滅びゆく英雄(キッド・シャールメイン) 」といった定番は欠かさず。アンコールはいつもの「マイ・オールド・スクール」。場内ノリノリです。

個人的には、大好きなアルバム「うそつきケティ」から「バッド・スニーカーズ」をやってもらったのと、オープニングをクールに演出した「タイム・アウト・オブ・マインド」に大満足であります。

公演時間はやや短めで、「えっ、これだけ?」って、ちょっと物足りない気もしましたが、お年寄りにはこの程度が限界でしょう。

公演日によっては「Aja」とか「ガウチョ」のアルバムを丸ごと全部演奏する日もあるそうで、なんとか、それも観てみたい・・・。

とにかく、「ポップの洗練はスティーリー・ダンに極まる」ということで、いまだに極上の音楽を届けてくれる二人に、ただ「ありがとう!」

⇒ 「音楽の殿堂/スティーリー・ダン」もご覧下さい。
⇒ 「名盤の殿堂」で「彩 (Aja)」に投票!

エディ・ジョブソン待望の復活作 UKZ「Radiation」

2009 年 5 月 29 日 コメントはありません

eddiejobson_inrussiaエディ・ジョブソンの新作が聴けるとは、思ってもいませんでした。

その名も、「UKZ」!。あの「UK」と、あまりにもつながってるのが悲しいような気もしますが、エディにとっては、UKが一つのキャリア的ピークだったんですね。

サウンドはかなり予想を裏切るもので、やたら歪んだヘヴィーなリフがビンビン。とても「メタル」な感じになってます。最近のキング・クリムゾンというか、コーンなどとも近いヘヴィー・メタルな世界です。

ベースがトレイ・ガンなので、そりゃクリムゾン的なんですが、ドラムのMarco Minnemannという人も、どこか「ビル・ブラッフォード」的。ギターもどことなくアラン・ホールズワース的という、ちょっと懐かしい感じもあるんです。

で、エディ・ジョブソンですが、はっきり言って、キーボードもバイオリンもぜんぜん目立ちません。ポリフォニック・シンセで荘厳なコードを奏でていたスタイルからほど遠く、メタルの固まりの中に埋め込まれた状態。今回は、全体のプロデュースから、彼の考える「今」というのを表現したんでしょうか。85年の傑作ソロアルバム「テーマ・オブ・シークレッツ」の、どこまでも透明な音創りとも違っており、ちょっと残念・・・。

カーヴド・エア、ロキシー・ミュージック、フランク・ザッパ、ジェスロ・タルなど、華麗なプログレ系キャリアを積んで来たエディ・ジョブソン。ただ、同僚のジョン・ウェットンが、Asiaで大成功といったのと比べると、どうも世渡り下手です。ムチャクチャ我が強く、イエスなどへの加入のチャンスも棒にふっちゃったとか。でも、その「気位の高さ」みたいなものが、彼の魅力一つにもなっているんです。

本作も、必要以上に生真面目だし、なかなか商業的には厳しいのかな。また、コレっきりかな。どこかで、大きな花を咲かせてあげたいんだけどな・・・。

彼の代表作を下に選んでみました。やはり「憂国の」UK、しかもテリー・ボジオ入魂のドラムと、エディ・ジョブソンの流麗なプレイが一体となった「ナイト・アフター・ナイト」で決まり!エディ・ジョブソンじきじきのリマスターも発売!

ターミネーター4観ました

2009 年 5 月 24 日 コメントはありません

terminator-salvation早速、オープニング土曜に行ってきました。

結論的には、かなり良かったです。

全編を覆うダークな感覚と、やたらリアルな戦闘シーン。明快なストーリーとテンポ展開、といったところが評価できます。T3なんかよりは、断然上です。

ところが、今のところアメリカでの評判は良くないです。Rotten Tomatoesでは34%という低さです(60%以上でないと駄作)。売り上げも、ベン・スティラーのコメディに負けてしまいました・・・。批判の中には、「自分でプレイする必要のないTVゲーム」といった指摘が多いです。

確かに、最近のアメリカSF大作ものに共通なのが、やたらディテールの完璧さを追求したCG、重低音でたたみかける音響効果、プリクエルで屈折した世界。みんな一緒といえば、一緒です。

特撮シーンは、あきれるほど優れているのですが、確かに、見てるうちに慣れてくるというか、若干うんざりしてくるような。重低音もこれだけ「ドンドン」鳴り続けると、うっとおしいという・・・。人間の視覚・聴覚を刺激するという面からは、最近のこの手の映画は限界に来ちゃったと言えるかもしれません。

とは言え、筆者としては、ここまで「まじめにダーク」というのは、自分のテイストにモロ合ってるし、クリスチャン・ベールも、渋くてリアルなので、合格!

ところで、カリフォルニア州の財政問題で忙しいはずのシュワ知事が・・・・。

新サイト「名盤の殿堂」立ち上げ!

2009 年 5 月 17 日 コメントはありません

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音楽の殿堂」の姉妹サイトということで、新たに「名盤の殿堂」を立ち上げました。→ こちらから、どうぞ!

歴史的名盤を、みなさんの投票でランク付けしようというものです。

是非、ご覧いただき、投票に参加いただけると幸いです!