ビリー・コブハム:70歳の誕生日!

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ジャズ/フュージョン界の偉大なるドラマー、ビリー・コブハムは、本日(5月16日)70歳の誕生日を迎えました。

ビリー・コブハムは、マハヴィシュヌ・オーケストラやジョージ・デュークとのプロジェクトで特に有名ですが、ソロでも成功を収め、1973年に発表した初のリーダー・アルバム『スペクトラム』はフュージョン黎明期を画する傑作と呼ばれています。

同作は多くのミュージシャンに影響を与え、特にジェフ・ベックは本作及びマハヴィシュヌ・オーケストラを聞いた結果、あの『ブロウ・バイ・ブロウ』を作成するに至ったというのは定説になっていますね。

同アルバムの楽曲『Stratus』は、ジェフ・ベックが好んでステージで採り上げるナンバーとしても有名。本日はコブハム・デューク・バンドによるパフォーマンスをご覧ください。1976年、モントレー・ジャズフェスにて。ビリー・コブハムのドラム、ジョージ・デュークのキーボードに加え、ギターはジョン・スコフィールド、ベースはアルフォンソ・ジョンソンという豪華版です!

ビリー・コブハムはまだまだ現役で活動中。もう、あの衝撃の「機関銃のようなドラミング」は無理かもしれないけれど、これからも元気に長生きして頑張ってもらいたいものです。

ハッピー・バースデイ、ビリー!

 

<ビリー・コブハム:バイオグラフィー(Wikipediaより)>

  • ビリー・コブハムはパナマで生まれ、アメリカに移住。幼少期からドラムに親しみ、1968年にホレス・シルヴァーのバック・バンドに加入。同年にはジョージ・ベンソンのアルバムにも参加した。
  • 1970年にはブレッカー・ブラザーズや、ジョン・アバークロンビーらと共に、ドリームスに参加。また、マイルス・デイヴィスに誘われて、『ビッチェズ・ブリュー』のセッションや、『ジャック・ジョンソン』に演奏を残している。
  • 1971年から1973年にかけて、ジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーとして活動。1973年には、ヤン・ハマー、トミー・ボーリン、リーランド・スカラーを従えて、初のリーダー・アルバム『スペクトラム』を制作。
  • 1976年には、ジョージ・デューク、ジョン・スコフィールド、アルフォンス・ジョンソンらとライヴ・バンドBill Cobham/George Duke Bandを結成。
  • 1977年からはCBSと契約してリーダー作品をリリースし、1980年代には、バンド・メンバーとして、再びマハヴィヌシュ・オーケストラ、スタンリー・クラーク&ジョージ・デュークのClarke Duke Project、クリームのジャック・ブルースとの、Jack Bruce & Friendsなどのグループに参加した。
  • この40年で、スタンリー・タレンタイン、フレディー・ハバード、ガボール・ザボやジェームス・ブラウン、ポール・ウィンター・コンソート、ピーター・ガブリエルらといった多様なミュージシャンの作品に参加。現在はリーダー作品制作を中心に活動している。

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