ジェフ・ベックさまの新作「エモーション・アンド・コモーション」聴きました。

jeff-beck-emotion-and-commotion予告編から待つこと2ヶ月。ジェフ・ベックさまの新作が、ようやく届きました。

65歳にしてますます絶好調。7年ぶりの新作にも大きな期待が集まりますが、ちょっと「???」な反応も多いですね。

確かに、ひたすら元気にギターを弾き倒してくれると予想してたんですけど・・・。

まずは夭逝が惜しまれるジェフ・バックリーの「賛美歌」で、静かに格調高く幕開け。そして、えっ「オーバー・ザ・レインボー」?う~ん。さらにジョス・ストーンのヴォーカルねえ。で、プッチーニのオペラと来たもんだ。ストリングスはきれいだけど・・・。なんだか、全体的に妙にお行儀が良くって、ちょっと散漫な感じがするぞ・・・。

結局、ジェフ・ベックさまというのは、イメージ以上にサービス精神が豊富なんではないかと。ぶっきらぼうで人間嫌いに見えますが、特に最近のDVDなどを見るとそう思います。意外に礼儀正しく愛想がイイ。

そう言えば昔から、たまに思いついたように「サービス精神旺盛」な作品を出してます。例えば、1985年の「フラッシュ」。久々にロッド・スチュワートを招いたヴォーカルもの。さらに大昔には、なぜか「恋は水色」ってのもあった・・・。

問題は、そういう「サービス系」の作品に評判のイイものが少なく、もっとぶっきらぼうな作品、例えば1980年の「ゼア・アンド・バック」とかのインスト丸出しのフージョン・ロック系の方が、ずっと受けがイイことです。

結局、ベックさまには悪いけど、周囲に気を使ったプロデュース色の濃いのは、あんまり得意じゃないんだと思います。今回、あのトレバー・ホーンをエグゼクティブ・プロデューサーに招いているのでも気合いが入っているのが分かりますが、ホーンは超優秀ですけれど、アーティストの個性に関係なく自分色に染めてしまうプロデューサーとして有名なんです。ジェフ・ベックに合うわけないですよね。

もっとベックさまの本能のおもむくままに、例えば、タル譲カリウタさんとビンビンに暴れてもらった方が良かったんじゃないかなー?

ひょっとしてベックさまは、最近の絶好調の流れに乗って、ここで一発一般受けのする作品を出して、遅ればせながら一気にスターダムの上の方を狙ったりしたのかな?そう言えば、最近のローリング・ストーンのインタヴューでも、エリック・クラプトンの売れ方に嫉妬してるような雰囲気もあったし・・・。そっ、そうなの???



ああ、これもベックさま!


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